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2019-1-18

富士通（株）（以下 同社）は，第一生命保険（株）（以下 第一生命）が2019年1月15日に開始した，沖縄県宮古島市にてICTを活用した健康増進および健康的消費による地域産業活性化に向けた実証実験をICTで支援する。同社のブロックチェーンサービスおよびモバイルアプリケーション実行基盤「FUJITSU Cloud Service MobileSUITE®（以下，MobileSUITE®）」などのICT技術を用いて開発した，地域住民のヘルスケアデータを収集するヘルスケアデータプラットフォームと，スマートフォンアプリケーション「宮古島健康増進アプリ（名称：パニパニ^（注1）宮古島）」を提供する。

本実証実験において，第一生命は，宮古島市の地域企業約20社の従業員を対象に，「宮古島健康増進アプリ」を通じて，毎日の歩数などの運動指標や体重，睡眠時間などの健康関連指標を収集し，利用者の歩数や健康食品の購入データなど，健康増進に繋がる行動に応じて宮古島市の店舗などで使用できるクーポンを利用者に発行する。本実証の一連の流れにおいて，改ざん不可能かつ分散型で管理するブロックチェーン技術の有効性検証および評価を行う。

同社は今後も，保険ビジネスとテクノロジーの両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する第一生命のInsTechに関する取り組みを支援していく。

本実証実験の概要図

●実証実験の概要

1. 目的
 ヘルスケアデータプラットフォームを活用した，地域住民の健康増進に繋がる活動の検証

2. 期間
2019年1月15日（火曜日）～3月31日（日曜日）

3. 参加者
沖縄県宮古島市の企業約20社，およびその従業員約200名

4. 内容
「宮古島健康増進アプリ」を参加者に提供し，歩数などの日々の運動指数や睡眠時間などの健康指数を見える化するとともに健康増進との関連性を検証。
「宮古島健康増進アプリ」の参加者の歩数や健康食品の購入データなど，健康増進に繋がる行動に応じ，宮古島市の店舗などで使用できるクーポンを利用者に発行し，地域住民の健康増進および健康的消費による地域産業活性化の有効性を検証。
「宮古島健康増進アプリ」は，当社のブロックチェーンサービスとモバイルアプリケーション実行基盤「MobileSUITE®」などのICT技術を用いて開発したヘルスケアデータプラットフォームと連携させ，ブロックチェーン技術によるセキュアな環境下で実証可能。

5. 体制
第一生命が主導し，同社とデロイト トーマツ コンサルティング合同会社（以下 DTC）がそれぞれ以下の役割を担う。
富士通：
・ブロックチェーンサービスとモバイルアプリケーション実行基盤「MobileSUITE®」を用いたヘルスケアデータプラットフォームおよび「宮古島健康増進アプリ」の開発・提供（技術選定・適用含む）
・ICTのトータル運用サポート
DTC：実証実験の企画・運営推進

^{注1 パニパニ：「元気」を表す宮古島の方言}