2018-10-22
(株)ジウンは,2018年10月22日,クラウド型医療画像管理システム『SonicDICOM PACS Cloud』を11月にリリースすることを発表した。日本を含む世界6ヵ国を拠点として全世界向けにサービスを提供する。
リリースに先駆けて2018年10月22日より下記の製品ウェブサイトにて事前登録を開始した。サービス開始時にメールでお知らせするほか,事前登録者限定特典を提供する。
なお,本サービスは中小企業等経営強化法(新連携)に基づき経済産業省の認定を受けた事業計画によって開発したものである。
●SonicDICOM PACS Cloudの概要
本サービスは,CTやMRIなどの検査装置で撮影した医療画像をクラウド上で管理し,インターネットに接続できるパソコンやタブレット端末があれば,場所を選ばず画像を参照することができるサービス。従来のように院内にサーバーや専用機器を設置する必要がなく,初期費用を抑えて,月額利用料のみでシステムを導入することができる。
院内設置型PACS(*1)からのリプレイスや,ハードウェア障害や災害等によるデータ消失リスクへ備えるためのバックアップ目的での利用,訪問診療や地域医療連携など,幅広いシーンで活用できる。
*1 CRやCT,MRIなどから発生するデジタルな医用画像データを保管,管理し,オンライン・ネットワーク上でやりとりする医用画像システム一式のこと。
●SonicDICOM PACS Cloudの特長
1.世界6ヵ国のリージョンから選択可能
データの保管先は世界6ヵ国(日本,シンガポール,インド,フランス,アメリカ,ブラジル)からユーザー自身で選択することができる。また,地域や国境を越えた医療連携を促進し,医療格差の是正への貢献を目指す。
2.保存容量3GBまでは無料
院内にサーバーや専用機器を設置する必要がないため,初期費用を抑え,月額料金のみでシステムを導入することができる。月額料金は保存容量に基づく。また保存容量3GBまでは無料で使用できる。
3.多言語対応(10カ国語に対応)
現時点で10カ国語に対応しており,今後も対応言語を追加していく計画。
ブラジルポルトガル語,オランダ語,英語,フランス語,イタリア語,日本語,韓国語,ペルシア語,スペイン語,ベトナム語
4.SDGsへの取り組み
同社はSDGs(*2)の目標達成に向けた取り組みとして,本サービスの提供を通じグローバルな社会的課題が解決されることを目指す。クラウド上に世界的規模のメディカルネットワークを形成し,国境を越えた医療連携を促進し,医療格差の是正に努めている。
*2 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連総会において採択され,2030年までに達成すべき17の目標を掲げている。
※詳細については,製品Webサイト(https://ja.sonicdicom.com/cloud/ )にて順次公開。
●提供開始日
2018年11月
●サービス開始後の展開
・画像共有機能の強化
・AIを活用した画像診断機能の追加
・リージョンの拡大
●問い合わせ先
(株)ジウン
https://www.jiun.co.jp/
[コーポレートサイト]
https://ja.sonicdicom.com/cloud/
[製品Webサイト]