2018-8-1
フィリップスは,8月1日より生体情報モニタリングソリューション「IntelliVueシリーズ」の新ラインナップとして,「IntelliVue X3」「IntelliVue MX100」の販売を開始する。「IntelliVue X3/MX100」は,ICUや手術室など急性期部門でのモニタリングソリューションのひとつとして使用する他,リハビリ/慢性期において呼吸器を装着した患者や心疾患患者,小児患者など,自立歩行する患者の単体モニタとしても使用できる製品。
「IntelliVue X3/MX100」は,ベッドサイドモニタ,セントラルステーションなどのIntelliVueファミリーと統合することで,患者搬送中の患者データのギャップを解消し,シームレスなモニタリングを実現している。さらに,セントラルモニタを経由して部門システムや電子カルテシステムに接続することで,患者データへのタイムリーなアクセスを可能とし,スピーディな臨床判断もサポートする。また,スマートフォンのように慣れ親しんだ直感的な操作を可能とし,機器の取り扱いにかかる時間が短縮されるため,医療従事者が患者のケアにより集中できるようになった。これらに加えて,米国ECRI(Emergency Care Research Institute)が2018年に発表した患者安全に対する課題トップ10*1にも含まれている「機器の洗浄・消毒・滅菌」にも様々な配慮がされている。クリーニングしやすい形状と,強力な薬剤への耐薬品性を考慮した素材の採用で,現場の感染防止対策をサポートする。
生体情報モニタリング「IntelliVueシリーズ」は,日本をはじめ世界各国の医療施設において,主に急性期部門で高いシェアを有する生体情報モニタリングソリューションとして好評を得ており,既に全世界で累計100万台以上の販売実績を誇っている。
フィリップスでは「IntelliVue X3/MX100」を新たなラインアップとして加えることで,医療従事者が安全かつ効率的に最良のケアを提供できるよう,より一層サポートしていく。
●「IntelliVue X3」の主な特長
1. ベッドサイド及び搬送中でもモニタリングを継続し患者データをシームレスに共有
ベッドサイドではマルチメジャメントモジュールとして,搬送時は堅牢な院内搬送用モニタとして使用でき,常にモニタリングを継続することが可能。さらに,IntelliVueファミリーと統合することで,搬送中も途切れのないデータフローを実現している。手術室からICUへの搬送など部門をまたがっての患者搬送にも対応している。
2. 直感的なユーザーインタフェース
6.1インチのワイドタッチディスプレイを搭載。従来のIntelliVueモニタの流れを引き継ぐインタフェースでありながら,スマートフォンのような直感的なタッチ操作が可能。使用時の向きに合わせて,表示を自動回転させることもできる。
3. 感染対策をサポート
ディスプレイにはAntimicrobial Corning. Gorilla. Glassを採用し,強力なクリーニング剤にも耐えられるよう設計されている。筐体は従来のIntelliVueモニタの60倍の耐薬品性がある。
* 1 https://www.ecri.org/press/Pages/Diagnostic-Errors-Patient-Safety-Concerns.aspx
●問い合わせ先
(株)フィリップス・ジャパン
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