2018-4-10
(株)ジウンは,2018年4月10日,「医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づく医療機器ソフトウェアの認証を取得した医療画像管理システム「SonicDICOM® PACS MD」の提供を開始した。
なお,SonicDICOM® PACS MDを4月13日から15日までパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて開催される「2018国際医用画像総合展(ITEM2018)」のフジデノロ(株)(ブース番号335)及び中外テクノス(株)(ブース番号331)のブースで展示する。
SonicDICOM® PACS MDは,検査装置で発生した画像を受信・管理する「DICOM(*1)サーバー」と,それらの画像を参照する「DICOMビューア」の2つの機能を備えたソフトウェア(PACS *2)。従来のハードウェア一体型の医療機器ではなく,ソフトウェア単体(ダウンロード方式)で提供する。
*1 医用画像と通信の標準規格。DICOM規格に準拠した医用画像データのこと。DICOMサーバーを用いてそれらを保存管理し,DICOMビューアで閲覧する。
*2 CRやCT,MRIなどの検査装置から発生するデジタルな医用画像データを保管,管理し,オンライン・ネットワーク上でやりとりする医用画像システム一式のこと。
●提供の背景
SonicDICOM® シリーズの製品は,2013年より海外向けに英語版のソフトウェア及びウェブサイトの提供を開始し,世界200カ国以上で使用されている。近年,日本からのアクセスや問い合わせの増加など,国内でのニーズの高まりを受け,日本国内でも提供できるよう準備を進めてきた。
2018年2月に医療機器ソフトウェアの認証を取得し,この度日本国内での提供を開始することとなった。
●SonicDICOM® PACS MDの特長
1.低コストで簡単に導入できる
ユーザー自身でソフトウェアのインストールから初期設定,データ移行まで,簡単にできるようになっているので,今まで専門業者に依頼していたセットアップ,機器設置,データ移行等の費用を最小限に抑えることが可能。またサーバー等のハードウェアは,撮影量やクライアントPC数に合わせて柔軟に選定することができる。
2.Webブラウザで動作する高速なビューア
ビューアは,Webブラウザ(Google ChromeやFirefox)で動作するので,特別なソフトウェアをクライアントPCにインストールする必要がない。またサーバー側で負荷の掛かる画像処理を行なうので,クライアント側に高性能なパソコンを用意する必要もない。
3.安心のサポート
検査装置との接続や,データ移行など何か困ったことがあれば,無料でEメールサポートを受けることができる。さらにサポートが必要な顧客には,販売パートナーが顧客のニーズに合ったサポートを提供する。
●今後の展開
・製品ウェブサイトの開設
・クラウドサービスの提供
製品ページ
https://www.jiun.co.jp/product/sdmd/
●問い合わせ先
(株)ジウン
https://www.jiun.co.jp/