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インテグリティ・ヘルスケア,医療機関向けオンライン診療システムYaDoc,一般提供を開始

2018-1-10

YaDoc

(株)インテグリティ・ヘルスケアは,医療機関向けオンライン診療システムYaDoc(ヤードック)を,1月9日より一般提供する。

YaDocは,「モニタリング」「オンライン問診」「オンライン診察」の3つの機能を搭載するオンライン診療システム。これらの機能により,医師が通常の診療では捉えにくかった情報の集積を可能にするとともに,医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めること,さらには,通常の医療の提供が困難な患者さんのアクセシビリティを向上することで対面診療を補完し,より一層の診療の質向上に貢献する。

なお同社は,今回の一般提供に先駆け,福岡市が推進する超高齢社会への対応「福岡100」プロジェクトの一事業として「ICTを活用した『かかりつけ医』機能強化事業」として,福岡市・福岡市医師会とのワーキンググループを発足,九州厚生局をオブザーバに迎え,検討を重ねてきた。そして2017年4月より,オンライン診療システムYaDocを市内医療機関に試行運用し,その有用性と安全性の検証を行った。その結果,通院が困難な外来患者さんや在宅医療患者さんへの有用性が評価された。

今後,対面診療を補完するオンライン診療システムとして全国への普及を図り,地域医療を担うかかりつけ医師のより良い医療の実現に貢献している。

●YaDocの主な機能

・モニタリング
患者さんはスマートフォンから疾患ごとにセットされた,バイタルサインや生活情報,また,疾患の内容や運動量をスマートフォンから日々モニタリングすることが可能。医師の画面では,患者からの情報を経時的に記録することで状態変化を捉えることが可能である。
モニタリング項目:体重 / 血圧 / 脈拍 / 血糖値 / SpO2 / 歩数 / 消費カロリー / 水分摂取量 / 飲酒量 / 喫煙本数 / HbA1c など

・オンライン問診
疾患ごとに設定される診療ガイドラインに沿った定型問診をタブレットから患者診察前に患者が入力することが可能。問診の回答結果はスコアで表示され,記録されるため,患者さんの主訴を医師はもれなく把握することができる。
問診項目:内科一般 / 循環器内科 / 呼吸器内科 / 消化器内科 / 泌尿器科 / COPD (CAT) / 前立腺肥大症 (IPSS) / 過活動膀胱 (OABSS) / 関節リウマチ (MDHAQ / RAPID3) / 認知症 (DBD) / 整形外科 (VAS) ※今後追加開発予定

・オンライン診察
医師と患者が離れていても,ビデオチャットを通じて表情や声色など患者さんの状態をよく見ながら診察を行うことができる。予約枠の設定は,先生の診療スタイルに合わせて柔軟に設定をすることが可能。患者さんは,医師からまるで電話がかかってくるかのように感じられるため,高齢者の方でもストレスなく診察を受けることができる。

●実証実験における,導入した医師の声

 

●実証実験における,患者さんからの声

 

●商品概要

・価格 初期費用0円,月額利用料3万円(税抜)
 ※申込月は無料。
・販売形態 同社へ直接申し込み,もしくはYaDocパートナー(販売代理店)を通じて申し込みできる。

 

●問い合わせ先(医療機関向け)
YaDocサポートデスク
TEL 0570-05-1114(土日祝を除く 10時〜17時)
連絡先: ds@yadoc.jp
www.yadoc.jp