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LPixel,人工知能を活用したライフサイエンス研究者向けクラウド型画像解析プラットフォーム「IMACEL」を正式販売開始

2017-6-28

IMACEL

エルピクセル(株)(以下「LPixel」)は人工知能を活用したライフサイエンス研究者向け画像解析プラットフォーム「IMACEL(イマセル)」の正式販売を開始した。本サービスにより,画像解析に関する高度な知識がなくとも,膨大な画像の解析処理を瞬時に行うことが可能になる。IMACELは,研究者が研究に没頭できる環境をつくり,研究が1日でも1秒でも加速できるように新しい機能や体験を生みだしていく。

■IMACELサイト
https://imacel.net/

●背景

近年,医療・製薬・農業などのライフサイエンス領域における研究画像が膨大化し,ライフサイエンス研究画像データは10年で100倍もの勢いで増加している。しかし,約9割のライフサイエンス論文に画像が扱われているにもかかわらず,大学の授業で画像処理を学ぶ研究者は全体の約1%に留まっており,非効率な画像解析作業による「研究者の作業者化」が問題視されている(1)

●「IMACEL」の主な特徴

本サービスは,一部の画像処理や解析を人工知能がサポートすることで,解析スピードを大幅に加速させることが可能となるサービスであり,IMACELを「研究アシスタント」として使うような新しい体験を生み出していく。

1.ライフサイエンス研究者にとって欠かせない画像解析機能が充実
顕微鏡やイメージング装置などで撮影された画像の解析作業において,ライフサイエンス領域では欠かせない細胞カウントや自動分類などの機能を利用できる。

ライフサイエンス研究者にとって欠かせない画像解析機能が充実

 

2.たった3ステップで高精度な解析が可能
独自の人工知能を活用した問答システムにより,オーダーメイドで画像の解析メソッドを生成することで,画像解析の知識がなくともたった3ステップで高精度な解析が可能となる。

たった3ステップで高精度な解析が可能

 

3.クラウド上で常に最新の機能やアルゴリズムの利用が可能
従来のインストール型の画像解析ソフトウェアとは異なり,クラウド型のサービスであるため,PC環境等に左右されず常に最新の機能やユーザーにカスタマイズされたアルゴリズムの利用が可能となる。

クラウド上で常に最新の機能やアルゴリズムの利用が可能

 

●これまでの取り組み

本サービスは,「Microsoft Innovation Award」にて審査員特別賞を受賞し,日本マイクロソフト(株)の支援のもと,同社のクラウドシステムであるMicrosoft Azure上で実装されている。また,公益財団法人三菱UFJ技術育成財団による「平成28年度第1回研究開発助成金交付プロジェクト」に採択されている。さらに,(株)リバネス主催のアジア最大級のリアルテックシードアクセラレーションプログラムであるTECH PLANTER「第3回バイオテックグランプリ」にて企業賞を受賞した。
2016年9月にはティザーサイトを公開し,約100名の研究者が無償版を利用し,現場のニーズを踏まえた機能開発を行ってきた。

●今後の展開

2017年6月28日より国内・海外での販売を開始。また,本サービスにおいては2017年6月28日〜30日に東京ビッグサイトで開催されるBIO tech 2017(http://www.bio-t.jp/ )の企業ブースにて展示する。LPixelでは長年のバイオメディカルイメージング分野の研究で培ったノウハウを十分に活用し,本事業を通じて科学の発展に寄与していく。

■フリートライアル申し込みサイト:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfKh9gFnKC45Vo5-T8ttgotWExwQcOWp_i1eW-WjJDkjdBeTQ/viewform

※参考
1)LPixel「研究者を対象とした画像処理に関する実態調査結果を公開」:https://lpixel.net/2016/09/16/3247/

 

●問い合わせ先
エルピクセル(株)
TEL 03-6327-3992
https://lpixel.net