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2017-4-10

FC-P33W

NECは，24時間連続稼働が求められる設備監視や医療機関での利用に適したファクトリコンピュータ「FC-PMシリーズ」2機種について，Windows 10対応モデルを発売する。

ファクトリコンピュータは，24時間連続稼働を支える高い信頼性や長期供給・長期保守を実現し，主にビル・公共施設の監視制御システムや病院のコールシステム，半導体・精密機械などの製造装置・検査装置などに組み込まれて使用される。

今回，自動でアップグレードが行われるWindows 10 Proと異なり，機能アップグレードが提供されない同一環境での安定した使用が可能なWindows 10 IoT Enterprise 2016 LTSBを利用したいというニーズに応える。またWindows 10 IoT Enterprise 2016 LTSBは，特定のキーボードの入力無効化や指定外のUSBデバイスの接続制限など利用者の誤操作を防止するロックダウン機能も有しており，高いセキュリティが求められる産業用機器や医療機器などで有効。

一方で，NECはファクトリコンピュータについて，Windows 7対応モデルやWindows Server 2008 R2対応モデルも継続提供する。

なお，省スペースタイプのファクトリコンピュータ「E23W，E27B，E22U」については2017年5月，パネルコンピュータ「T5WA，T5BA」については2017年6月に，Windows 10対応モデルの発売を予定している。

●「FC-PMシリーズ」の特長

高品質で長寿命な部品の採用，および冷却効率を考慮した部品配置により24時間連続稼働が可能。また，動作温度範囲は5～40℃を実現。さらに，製造終了後最大10年間の長期保守により，同製品の長期利用をサポートする。
CPUについては，「FC-P33W」は最新のインテル®Xeon®3.3GHzを，「FC-P28X」は最新のインテル®Celeron®2.8GHzを搭載し，高い処理性能を実現する。