2017-4-6
EIZO(株)は,49型の手術室向け画像表示モニター「LX490W」を2017年6月1日に発売する。価格はオープン。
●概要
LX490Wは,手術室内でX線やMRI,CT,超音波などの検査画像や,顕微鏡や内視鏡などの術野映像を高精度で表示する,フルHDの大型モニターLX470Wの後継機種。
画面サイズを従来機種LX470Wの47型から49型に拡大しつつも,スリム化,軽量化を達成している。さらに,LX470Wと比較し,低消費電力,および高コントラスト比を実現した。
●詳細
スリム化,軽量化
LX490Wは,画面サイズを従来機種LX470Wの47型から49型に大型化しつつ,額縁(画面の外枠)幅を56%削減した13.3mmにすることで,LX470Wと同等の外形寸法を実現した。質量も,従来機種と比べて9kg少ない,22%の軽量化を図った。このスリム化と軽量化により,さまざまな医療機器の導入などで十分なスペースがない手術室においても,すっきりかつ容易に設置できる。
低消費電力,高コントラスト比
LX490Wの液晶モニター内部の光源を,従来機種のCCFL(蛍光管)からエネルギー効率の良いLEDに変更することで,従来機種と同じ高輝度700cd/m2を実現しながらも,消費電力を47%低減した。コントラスト比も1000:1から1300:1に高め,低階調域を細部までより忠実に再現する。
基本性能・機能の踏襲
その他,従来機種同様に,手術室向けモニターとして優れた性能と機能を備えている。
・視野角178°の広視野角パネル採用
・DICOM Part14準拠
・ファンレス設計
・保護ガラス内蔵
・2つの異なる入力信号の画面を並べて表示するピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)機能
・多彩な入出力端子の搭載
・各種医療規格・安全規格の取得
同社は,2017年4月14日(金)〜16日(日)にパシフィコ横浜で開催される「2017 国際医用画像総合展 (ITEM 2017)」,及び4月27日(木)〜29日(土)に同じくパシフィコ横浜で開催される「第117回日本外科学会 定期学術集会」で同製品を展示する。
●問い合わせ先
EIZO(株)営業1部 ORソリューション課
TEL 03-5764-3403 FAX 03-5764-3420
http://www.eizo.co.jp