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プレキシオン,LED光源を使った研究用光超音波装置「Acoustic X2」を新発売

2016-10-28

Acoustic X2

プレキシオン(株)は,従来の「Acoustic X」比で4倍の高速データ取得と,直交3断面表示機能を実現した画期的な光超音波装置「Acoustic X2」を12月1日より発売する。

光超音波は,光と超音波を融合した新しい画像化方式で,非侵襲に機能イメージングができることから,臨床への広範な応用が期待されている。しかし従来,パルス光の発生できる固体レーザーが主に使われており,レーザー光源は,大きく可搬性がなく,且つ高価である。またレーザー光源を使うにはレーザー保護めがねの着用が必須となり,術中の臓器や,液晶モニターの赤色の視認性に問題がある。そのために臨床への普及が進んでいない。

プレキシオン(株)は,船井電機(株)と協力して,手のひらに乗るほどの小型でありながらも高いパワーが得られる高密度LEDアレー光源の開発に成功し,これを使った光超音波装置「Acoustic X」を世界に先駆けて2015年に商品化した。

本LEDアレー光源を使うことにより,装置の小型化が可能になり装置を可搬することが実現できるようになった。更に,レーザー光に対して約1/100のエネルギーのLED光でも鮮明に光超音波画像を生成できる技術を同時に開発したことで,保護めがねが不要となった。(関連の特許を80件出願中。)

今回発売する「Acoustic X2」は,データ取得速度を4倍化(同社比)することで,よりリアルタイムに近い形での観察が可能となった。更に,直交3断面表示機能を実現して,任意の断面の画像が得られ,血管の走行の把握が容易になるという特徴がある。

なお,本製品を,11月27日〜12月1日までアメリカ合衆国シカゴで開催されるRSNA(北米放射線学会)に出展を予定している。

●主な特徴

高輝度高密度LED光源
高速光音響信号処理
超音波・光音響重畳表示

 

●価格
最小構成:600万円

●問い合わせ先
プレキシオン(株) 
第一開発本部 マーケティング部
TEL 03-5297-2823
http://www.prexion.co.jp/