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パナソニックAVCディスクサービス,医療画像勉強会システム「co-Nect」のサービス提供を開始

2016-10-3

「co-Nect」を活用した勉強会のイメージ

パナソニックAVCディスクサービス(株)は,X線撮影機器やCT,MRIなどで撮影した医療画像のフォーマットであるDICOM画像を症例勉強会やセミナーにおいて参加者の手持ちの端末で同時に閲覧を行うことができる医療画像勉強会システム「co-Nect」を東京大学医科学研究所附属病院放射線科との共同研究で開発した。同社は,本システムのサービス提供を10月3日から開始する。

「co-Nect」はDICOM画像を参加者の端末で同時に共有して症例勉強会やセミナーを行うことができるシステム。端末は参加者が持ち寄ったタブレットや,PC,スマートフォン等様々な端末が使用できる。
従来,医療画像を使用する勉強会やセミナーでは,フィルムを用いたり,症例画像をプロジェクターで投影したりする場合が多く,間近で微細な所見が確認できないことによる視認性の課題があった。「co-Nect」は参加者の端末で画像を確認できるので,視認性の課題が解決される。
また,簡易DICOMビューワー機能を利用して,「画像送り」,「ウィンドウ幅・レベル調整」「拡大・縮小」など病変観察を行うことが可能である。
さらに,スクリーン共有機能により操作を行う発表者の画面が,参加者の各端末に同期して表示されるので,その読影のプロセスを実演しながら説明することができる。使用するDICOM画像は匿名化・暗号化されるため,セキュアに運用ができる。

同社は,勉強会にすぐに利用できるシステムとして「co-Nect」ソフトウエアをインストールしたサーバーとWi-Fiステーションをセットにして年間契約でのサービス提供を行う。医療画像を活用する本システムによるサービスを病院や教育機関へ提案していく。

※本システムは,医薬品医療機器等法対象外のため,診断など診療行為には使用できない。

●主な特長

1. 医療画像を鮮明かつ,双方向に共有
従来のプロジェクター投影と異なり,各自の端末を用いてDICOM画像を手元で確認できるため,説明内容についての理解が深まる。発表者が,自身の操作を参加者の端末に同期して表示させることができる。発信者切り替え機能により,別の参加者が自身の操作画面を全員に共有することもできる。

2. シンプルなインターフェースによる簡単な操作性を実現
勉強会に使用する資料は,登録画面からドラッグ&ドロップで簡単に登録できる。直感的な病変観察ができる。PDFやJPEGファイルなどの汎用的なドキュメントフォーマットの共有・閲覧にも対応している。

3. 理解度促進に役立つコミュニケーション機能を搭載
全参加者が共有している画面上に発表者と参加者が各々に別々のポインターを操作し,表示することができ,双方向のコミュニケーションをサポートする。(レーザーポインター機能)
読影中,画像の気になる個所に印(スタンプ)をつけ,ブックマークすることが可能。ブックマークしたスタンプは参加者全員で画面上に共有することもできる。(スタンプ機能)

4. その他の特長
・マルチデバイス対応で,参加者は様々な端末で勉強会に参加が可能。
  対応OS・ブラウザ
  Windows 7以上 Google Chrome
  OS X 10.11以上 Safari/Google Chrome
  iOS 9以上 Safari
  Android 4.4以上 Google Chrome
  ・DICOM画像は,登録する際に自動的に匿名化処理。さらに登録データの暗号化処理にも対応。

 

●問い合わせ先
パナソニックAVCディスクサービス(株)
TEL 03-3475-4785
受付時間:月曜~金曜 10時00分〜17時00分(祝祭日,同社休業日を除く)
http://panasonic.co.jp/avc/pavcds/co-nect/