2016-6-17
カーディアックレスキュー RQ-5000
日本ライフライン(株)は,一般の方が簡単かつ安全に使用することができるAED(自動体外式除細動器)「カーディアックレスキュー RQ-5000」を2015年6月より販売している。今回,同商品の改良を行い,心肺蘇生に関する最新の指針である「ガイドライン2015」に対応したことを発表した。
「ガイドライン2015」は,心臓病関連の治療について,国際的に定められている基準に基づき,一般社団法人 日本蘇生協議会(JRC)が2015年10月に改訂した最新のガイドラインであり,蘇生術をより適切に実施するために,胸骨圧迫のテンポ,回数および胸骨圧迫の深さ等が見直されている。
AEDを用いる場合においても,胸骨圧迫などを適切に行うことが蘇生のためには重要であることから,同社は「ガイドライン2015」に基づき,「カーディアックレスキュー RQ-5000」の機能である胸骨圧迫をガイドするビープ音や点滅するランプのテンポを変更することで,一般の方が適切にAEDを利用した蘇生術を行うことができるよう改良した。
ガイドライン2015対応AEDについては,AED本体のカートリッジカバーに「ガイドライン2015対応機器」シールが貼付されている。
●特徴
・使用方法及びCPR(心肺蘇生法)実施を音声とランプでガイダンス(ガイドライン2015対応)
・電極パッドとバッテリが一体型となったパッドカートリッジ
・電極パッドは成人および小児兼用(ただし貼り付け位置は成人と小児で異なる)
・BluetoothまたはUSBケーブルにてパソコンへの接続が可能(※1)
・作動中に周囲音を録音可能(※2)
・毎日の自動セルフテストと,使用者による手動セルフテスト機能を搭載(※3)
(※1)データ通信するためにはデータマネジメントソフトのインストールが必要。
(※2)1件当たり最長15分間,最大4件保存可能。合計メモリ容量:最大60分。
(※3)本品に異常がある場合,手動セルフテストを実行すると異常の内容を音声で知らせる。
●問い合わせ先
日本ライフライン(株)AEDウェブサイト
http://www.aed-rescue.com/