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日本シグマックス,携帯型超音波診断装置「ポケットエコー mirucoミルコ」の 指定管理医療機器 製造販売認証を取得

2016-6-9

ポケットエコー miruco

ポケットエコー miruco

日本シグマックス(株)は,超音波画像診断装置「ポケットエコー miruco」について,医薬品医療機器法における指定管理医療機器として製造販売認証を取得した。

日本シグマックスは創業以来,整形外科を中心に医療機器・医療用品などの製造,販売を行ってきた。その中で,整形外科で使用する運動器向けエコーの有用性について,運動器エコー普及黎明期より,医療関係者向けのセミナーの開催や,使用方法についての情報発信などを専門家と共に行い,普及・定着活動に取り組んできた。

今回,タブレットと接続して使用するポケットエコー(携帯型超音波診断装置)という新しいコンセプトの製品を扱うにあたって,在宅医療等の分野への貢献を図りたいと考えている。

※運動器:骨,関節,筋肉や神経など,身体を構成し,支え,身体運動を可能にする器官

●発売の背景と取組

日本の超高齢社会に対応するために社会保障制度,医療介護政策の見直しがなされ,地域レベルでもケアシステムの整備が期待されている。その中で,今後は医師による“診断”のみならず,看護師等の医療者による現場の“判断“に役立つツールとその使い方と教育方法,さらにはツールを有機的かつ節度をもって多職種の連携を促すことが不可欠になると言われている。
純国産で製造される「ポケットエコー miruco」は,単に小型で持ち運びができるエコーというだけでなく,在宅医療の現場等で医師以外にも看護師等多職種が,日本の医療現場に貢献するためのツールの1つになることを想定し,これまでのエコーには無かった低価格と操作性と機能性を重視した仕様にすることで,従来とは異なる幅広い範囲での活用が可能な製品となっており,現在2016年度上半期の発売を目指して準備を進めている。
また,同社では商品の発売と併せて,一般財団法人ヘルスケア人材育成協会と連携し,ポケットエコーを活用して医療分野さらにはヘルスケア分野で活躍できる人材育成に取り組んでいく。

●一般財団法人 ヘルスケア人材育成協会
ヘルスケア関連従事者を対象とした研修の実施や,関係団体が実施する研修への支援及び関連情報の収集,提供等を通して,ヘルスケア関連業務の質を高めることを目的に設立された。2016年4月,世界初となる超高齢社会に向けた多職種対象のポケットエコー教育コースである『ポケットエコー・ライフ・サポートPocket Echo Life Support(PELS)』をスタート。まずは画像の描出が比較的簡単で現場で役に立つ部位として,膀胱エコーのコースより開始している。ポケットエコーと,(株)京都科学が開発したPELS教育コース用膀胱シミュレータと,(株)中外医学社刊行の専用テキスト「みるミルできるポケットエコー (1)膀胱」を用いて,主に看護師等が在宅医療・看護等で特にエコーが現場の判断に有用である場面を想定したトレーニングを行う。
※プログラムの詳細はヘルスケア人材育成協会のウェブサイトを参照。
http://team-healthcare.sakura.ne.jp/

 

●問い合わせ先
日本シグマックス(株)
http://www.sigmax.co.jp/