2016-3-16
CareEye(ケアアイ)
「人と人を笑顔でつなぐ」という企業理念の下,介護総合支援事業を展開するインフィック(株)は,高齢者生活支援IoTプラットフォーム「CareEye(ケアアイ)」の今春サービスインを2016年3月16日に発表した。
「CareEye」は,高齢者が住み慣れた自宅で自立した生活を継続することを支援すること,物理的または時間的に離れて生活を送る家族に安心を提供すること,これらを念頭に同社グループで長年培った介護事業運営ノウハウをバックボーンに,IoT機器とクラウドサービス・マシンラーニングを活用して開発した新しいサービス。
本事業を行うために2016年1月に新たに設立した100%子会社・(株)インフィック・コミュニケーションズが事業主体となって開発・運営を進めていく。
本サービスは,3月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「CareTEX2016」に出展する同社ブースにて紹介される。
●「高齢者生活支援IoTプラットフォーム」とは
生活支援IoT機器(各種センサー)を高齢者宅に設置し,日常生活・行動データを見える化。取得したデータをクラウド上で管理・蓄積し,AI・機械学習で分析すると以下のような活用が可能。
▽B to C ケース
実績データをリアルタイムで家族に提供。分析したデータから対象高齢者に適切なサービスの提案や将来予測データなどを提供。
▽B to B ケース
取得した各種データと介護事業運営ノウハウに基づいて,各種機器開発,並びにサービス開発企業のコンサルティング。
●差別化要因
昨今多く開発されている高齢者の見守りサポートサービス・製品と「CareEye」の違いは,下記3点を念頭に置いていることにあり,日々約2,000人の介護サービス利用者様に接しているグループ約500人超の介護スタッフのノウハウ・意見が活かされている。
この他にも,介護保険利用時と同等クラスの低廉な月額利用料,「何かあったらスイッチを押す」など利用者に能動的なアクションを求めないこと,などをサービス・製品開発の基本概念,差別化要因としている。
(1)複数の生活支援IoT機器を統合し,高齢者の日常生活全般をトータルで支援すること
(2)生活支援IoT機器から上がってきた情報を家族に伝えるだけではなく,現状に適した介護などのサービスや福祉用具の利用などの提案を行うこと
(3)介護状態になる前からの導入を促進することで,家族はもとより,本人でさえも気づきにくい加齢に伴う変化(認知症など)を初期段階でキャッチし,早期に対応することで負担を減らすこと
●今後の展開
当面は,サービスの中心と位置づけ,設置した居室内の運動量・温度・湿度・照度を計測する「CareEyeセンサー」とその状況をスマートフォンアプリなどでリアルタイムに把握でき,異常検知時にはメールなどで通知するサービスを今春から提供できるように準備していく。
また,これ以外に既に提供しているRamrock社の認知症老人徘徊感知機器「Ramrock eye's」との連携や,睡眠マネジメントが可能な新たなベッドセンサー,次世代のCareEyeセンサーなどの開発を進め,順次提供を進めていく。
●製品の詳細
高齢者生活支援IoTプラットフォーム「CareEye」
※ビジネスモデル特許 出願中
※「CareEye」商標 出願中
製品名 :CareEyeセンサー
仕様 :外形寸法 H9.5cm×W10.8cm×D3.5cm
重量 125g
接続端子 LAN(RJ-45)
電源 100V(ACアダプタ付属)
ソフトウェア:iPhone用のアプリを提供(無料)
Android用のアプリは順次開発
PCからはWebブラウザで管理画面などの閲覧が可能
予定価格 :初期費用 14,800円+月額使用料980円(年払い)
※価格は全て税抜
●問い合わせ先
インフィック(株)
http://www.infic.net