2016-2-18
RadiForce RX250
EIZO(株)は,医用画像表示モニター RadiForce RX250(21.3 型カラー液晶モニター)を2016年4月15日に発売する(価格はオープン)。
RadiForce RX250は,病院内のPACS(Picture Archiving and Communications System:医用画像管理システム)上で患者の検査画像を表示する,解像度が2メガピクセル(192万画素)のカラーモニターRX240の後継機種。RX250は,現行のRX240よりもさらに高い表示性能と使いやすさを追求したモデルである。
表示性能面においては,RX250はEIZO独自の技術を活かしたSharpness Recovery(鮮鋭度補正)機能を搭載する。当機能は,高輝度モニターにおいて避けられない画像の細かい部分の不明瞭さを補正し,画像の輪郭をクリアに描き出す。さらに,RX250は発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルにより,現行機種と比較して消費電力量を約27%低減させることで,モニターの維持費用の削減に貢献する。
使いやすさにおいては,RX250はデザインを一新し,読影作業に集中しやすいようにベゼル(画面の外枠)部分には黒色を,側面には清潔感と軽量感を演出する白色を環状に配している。さらに角を丸くすることで,患者の心理的不安を和らげ,安心感を与える効果を狙っている。外形寸法も,現行機種より横15mm,縦37.5mm,奥行き45.5mm減少する。空間占有率が約27%削減され,デスク上に十分な作業スペースを確保できる。モニターの額縁幅も約27%狭くなり,モニター2台による画像比較時の目線移動をスムーズにし,作業に集中しやすい環境作りを推進する。
また,現行機種のRX240は入力端子のみを搭載しているが,RX250は新たにDisplayPort出力端子を搭載する。当出力端子を活用したデイジーチェーン(数珠つなぎ)接続により,複数モニター使用時の配線がシンプルになる。
同社は,2016年4月15日(金)~17日(日)にパシフィコ横浜で開催される「2016 国際医用画像総合展 (ITEM 2016)」で同製品を展示する。
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