2016-2-17
クリニカル・プラットフォーム(株)と,(株)メドレーは2月17日,クラウド電子カルテ「Clipla(クリプラ)」によるオンライン病気事典「MEDLEY」のデータ活用が開始されることを発表した。
Cliplaは,ブラウザだけで利用できる診療所向けクラウド電子カルテ。医療現場で活躍しているアドバイザーによる監修のもと,直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースを実現。患部の状態をスマートフォンで撮影し直接カルテに保存できる「スマホアップロード」機能や,患者さんが持っているPCやスマートフォンから診察予約ができる「Webチェックイン」機能などを搭載。また,診療報酬請求に必要なレセプトソフトは日本医師会が提供する「ORCA」と連携しており,会計業務の効率化に貢献する。
MEDLEYは,約300人の協力医師による監修のもと,1,400以上の疾患や約2万の医療用医薬品に関する詳細情報を掲載しているオンライン病気事典。協力医師が共同編纂することで,常に最新かつ正確な情報が保たれていることが特徴である。患者さんやその家族と医療サービスを提供する医師・医療機関の方々とをつなげ,「納得できる医療」の実現に向けた,社会になくてはならない医療情報インフラとなることを目指している。
2月17日より,医療者がCliplaに傷病名を入力すると,MEDLEYの該当する傷病ページへのリンクが自動的に生成され,リンクをクリックすることで傷病に関する情報が表示される機能を追加する。
Cliplaを使用する医療者は,表示されたMEDLEYのページを利用することで,限られた診療時間中に傷病に関する効果的な説明を行える。また,ページを印刷して患者さんに渡すことにより,患者さんが診療後でも自分の傷病に関する理解を深めることを可能にする。
クリニカル・プラットフォームとメドレーは,医療ヘルスケア分野におけるインターネットの活用を促進することで,患者さんと医療機関がともに納得できる,質の高い医療の実現を目指していく。
- 医師たちがつくるオンライン病気事典「MEDLEY」:http://medley.life/
●問い合わせ先
クリニカル・プラットフォーム(株)
TEL 03-6272-3206
https://clinical-platform.com