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2015-7-2

サイバネットシステム（株）（以下「サイバネット」）は，同社が開発・販売・サポートする医用画像診断支援プラットフォーム「INTAGE Station（インテージステーション）」の販売を2015年7月1日から開始する。

近年，健康への意識の高まりや口コミの発達などにより，患者が自身に合った医療機関を選定しやすい環境になってきている。こうした中，各医療機関では「医療の専門家ではない患者にどれだけ分かりやすく疾患を説明できるか」といった患者視点の対応や，疾患を見逃さない仕組み作りなどが課題となっている。また医療技術の面では，3Dプリンタ技術の発達により，シリコンステントに代表されるような患者一人一人にマッチするオーダーメード医療部材へのニーズも高まりつつある。

「INTAGE Station」は，「健康増進，疾病予防のための内臓脂肪や肺疾患の状況を，手軽に3D画像で患者に説 明したい」また，「画像診断として疾患を見つける能力を高めたい」などの要望に対応した医用画像診断支援のためのプラットフォーム。画像診断装置等から得られたDICOM^※1 データが保持する情報に基づいて計測処理・画像解析処理・データ出力を行い，2次元または3次元画像として処理，疾病・病態に関する判断，評価，診断のための参考情報を提供する。また3次元データ編集機能により，3Dプリンタ用のデータとして活用することも可能。

今回，これまで個別に販売していた「内臓脂肪計測機能」「肺気腫^※2計測機能」「3次元データ編集機能」「簡易ビューア機能」4製品をパッケージ化。これを記念し，期間限定キャンペーン特別パッケージとして，3製品の組み合わせを用意。詳しくはINTAGE Station発売記念キャンペーン欄を参照。

INTAGE Stationの詳細については，下記Webサイト参照。
http://www.cybernet.co.jp/medical-imaging/products/

●INTAGE Stationの主な機能

内臓脂肪計測機能（SlimVision）
腹部をCT撮影した画像から，内臓脂肪及び皮下脂肪領域を色分け表示，面積を算出する機能。脂肪計測結果をレポートとして出力し，同一患者が腹部CTの再検査を行った場合には過去の脂肪計測画像と比較レポートを出力することにより，脂肪量の経年変化を観察することができる。

肺気腫計測機能（LungVision）
胸部CT画像を使い，肺気腫の画像所見である低吸収領域^※3（LAA：Low Attenuation Area）の面積，全肺に占めるLAAの割合を計測，表示する機能。肺気腫の計測結果はレポートとして出力し，患者への配布が可能。多忙な医療現場向けにデータの読み込みからレポート出力までの自動化機能を搭載している。

3次元データ編集機能（ExpertINTAGE）
画像診断装置から出力されたDICOMデータを使用し，従来抽出が困難であった軟部組織やCT撮影時に発生するアーチファクトの影響を受ける口腔内組織の抽出も，任意箇所を指定するだけで抽出可能となった。更に抽出された3次元データは，3Dプリンタで用いる形状データとして出力することが可能。形状データのスムージング処理や不要なデータを取り除くノイズ除去機能も搭載している。

簡易ビューア機能（PrimeINTAGE）
大容量DICOMデータのプリセット機能適用により，仮想内視鏡や観察したい部位や閾値にフォーカスした3次元表示を簡単に行うことができる。3次元画像と2次元画像を同時表示できる為，表示位置の確認を簡単に行うことができる。汎用PCを用いて手軽に高画質な3次元画像表示，回転操作が行えるため，パーソナルユースに最適な機能。

●INTAGE Station 発売記念キャンペーン

期間限定・数量限定 特別パッケージの発売開始
2015年7月1日～9月1日までの期間限定で，INTAGE Station特別パッケージを各10セット発売する。4製品から好評を得ている組み合わせをキャンペーン価格で提供（中核となる3D，内臓脂肪，肺気腫）する。※数量限定
1．ExpertINTAGE＋SlimVision＋LungVision　特価：120万円（税別）
2．PrimeINTAGE＋SlimVision＋LungVision　特価：90万円（税別）

^{注釈
※1：DICOM（ダイコム）：医用画像の保存，通信方法を定めた世界標準の規格。
※2：肺気腫: 気管支末梢にある肺胞が壊れる病気。
※3：低吸収領域: 胸部CT画像に表示される肺胞が破壊された領域。}