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2015-3-16

DTU-1141

（株）ワコムは，デジタル文書の記入やデジタルサインを実現するフルHD対応の液晶ペンタブレット「DTU-1141」を5月より発売する。銀行，病院，保険会社，店舗，行政などの接客カウンターなどで，デジタルサインが求められる機会が増えてきた。ワコムの液晶ペンタブレットとサインソリューションは，高精度なデジタルサイン入力を容易に実現するとともに業務のペーパーレス化の加速にも効果を発揮する。

新製品「DTU-1141」は，フルHD（1920 x 1080ドット）の高解像度に対応する10.6型カラーIPS液晶ディスプレイを搭載しており，あらゆるビジネスアプリケーションを表示することができる。アンチグレア加工強化ガラスを採用したディスプレイは，さまざまな光の条件下でも快適な明るさと見やすさを実現し，紙に書くような自然な感覚で操作することができる。加えて，サインデータに最新のRSA/AES 暗号化処理を行うことで，高いデータセキュリティを実現している。

コンパクト設計の「DTU-1141」は，スペースが限られた接客カウンター等での使用にも最適で，平置きまたは本体付属のスタンドで2段階に角度調節が可能。さらにVESA規格に対応した市販のアームやスタンドに取り付けて，様々な角度に調節することもできる。本体にはペンを収納する専用ホルダーとペンの紛失を防止するためのケーブル，さらに盗難防止用のセキュリティロック・スロットも搭載している。

「DTU-1141」はデジタルサイン用ソフトウェアと共に利用することで，デジタル文書の表示，記入，署名を可能にする。またサブモニターとして，スライドショーや広告表示にも利用可能で，容易に法人業務システムに組み込むことができる。更に，「DTU-1141」は「ExpressKey®」（ファンクションキー）を搭載し，ページのアップダウンなど，使用頻度の高い機能のショートカットを割付けて，簡単に操作できるように設定できる。

コードレスでバッテリー不要なワコムのペンは，1024レベルの筆圧を感知し，自然な書き味と優れた信頼性・耐久性を兼ね備えている。さらに，書類への記入やサインの際のペンの筆圧情報をや空中軌跡を取得することが可能なため，個人の識別にも利用できる。

また，「DTU-1141」は1本のUSBケーブルでビデオ・ペンデータの転送および電源供給するシンプルな設計で，業務のデジタル化を加速しつつ，運用コストも低く押さえることができる。