2014-4-28
アジレント・テクノロジー(株)は,次世代型紫外可視(UV-Vis)分光光度計「Agilent Cary 8454 UV-Vis 分光光度計」を発表した。
同社が業界をリードするフォトダイオードアレイ(PDA)技術を元にしたCary 8454 UV-Vis 分光光度計は,UV-Vis ChemStationソフトウェアの最新版を搭載している。新バージョンは,OpenLAB Enterprise Content Manager(ECM)との連携が可能。このソフトウェアは,製薬や厳格な規制に沿った管理が必要とされるセキュアなデータ管理機能を提供する。Cary 8454は小型でメンテナンス性が高く,1秒未満で全波長を測定できることが特長である。
Cary 8454 UV-Vis 分光光度計は,8453 UV-Vis 分光光度計の後継機種となる。8453は長年にわたり,製薬の品質保証や品質管理を行うラボや,カイネティックス測定を行う学術研究や化学分析ラボにおいて使用されてきた。
同社のスペクトロスコピー製品担当バイスプレジデント,Philip Binns氏は次のように語っている。
「30年以上にわたり,ラボのお客様は弊社のPDA技術の卓越した品質,信頼性,使い勝手に信頼を寄せてくださっています。このたび,医薬品製造における厳格なFDA 規制にも対応できる新システムをご提供できることをうれしく思っています。」
同社の分子スペクトロスコピー製品群の一角をなすCary 8454 UV-Vis 分光光度計は,ライフサイエンスおよび化学分析用途向けに世界クラスのPDA技術を搭載している。アジレントの最新液体クロマトグラフィーで使用されている堅牢なPDA検出器の技術を採用している。これにより,容易なメンテナンス,および品質管理/品質保証で求められるハイレベルの信頼性を実現。小型,およびサンプルエリアがオープンになっている設計により,アクセサリの取り付けが容易なだけでなく,簡単に準備・測定を行うことが可能である。
●問い合わせ先
アジレント・テクノロジー(株)
カストマコンタクトセンタ
TEL 0120-477-111
http://www.agilent.co.jp