2013-8-13
東芝ソリューション(株)は,ITを活用した,ヘルスケアを核とする新事業の展開を開始し,「高齢者向け在宅サービス」の提供を行う。
東芝ソリューションが提供する「高齢者向け在宅サービス」は,いわゆる健康な高齢者(以下,健康シニア)および離れて暮らす子世代をターゲットに提供する。 まずは,健康シニア向け在宅サービスの第一弾として,「安心」「健康」メニューを核としたサービスを今秋より提供し,順次「楽しみ」「便利」サービスとコンテンツの拡充を図る。
●高齢者向け在宅サービスの特長
(1)さりげない見守りサービスの提供
タブレット端末利用状況や,登録した健康情報,服薬の記録状況など,親の生活状況や健康状態を,見守る子供家族がいつでも把握することができる。
(2) 健康管理サービスの提供
Bluetooth®に対応した健康機器と連携し,血圧や脈拍,体重等の健康データを手間なく自動的に,安全な健康管理サーバーに記録することができる。
設定した服薬時間になると薬の時間を知らせ,薬の飲み忘れを防止できる。
(3)生活の楽しさを向上させるコミュニケーション手段と各種サービスの提供
テレビ電話や手書きメールなど,簡単でわかりやすいツールを提供することで,家族やシニア間のコミュニケーションを活性化する。
エンターテインメントや旅行など,業界大手企業との連携により,最新のコンテンツやサービス・商品に次々とめぐり合うことができる。
(4)地域社会と連携した生活支援サービスの提供
地域の流通サービス企業と連携し,食材・生活用品などを,簡単・便利に取り寄せることができる。
生活に役立つ地域情報や最新ニュース,防災情報などを,テキストと音声で繰り返し自動再生する。
●サービス事業の背景
高齢化社会が進む中,2016年には高齢者は3,400万人を超えるといわれており,そのうち8割以上の2,800万人は,いわゆる健康な高齢者(健康シニア)だと言われている。(出典:総務省「国勢調査」,国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」)
これら健康シニアは,他の世代より時間,経験,自由に使えるお金を持ちアクティブに楽しむことができるものの,先々の不安を同時に抱えているため,家族や仲間,地域等とのつながり(コミュニケーション)を通して,楽しく快適な生活を送り,結果的により健康的な生活を送ることが求めると考えられている。一方,これらの健康シニアと離れて暮らす子世代の意識は,親が元気であっても年齢が高いほど,親の「心身の健康」に関する心配や不安は高くなる傾向があり,親の様子を把握したいという見守りニーズは高いと考えられている。
●今後の展開について
東芝グループでは,ヘルスケア事業を注力事業のひとつとして発表しており,東芝ソリューションが開始する今回のサービスは,東芝グループのヘルスケア事業の一端を担うサービスとして展開していく。
今後のサービス展開としては,シニアがより楽しく便利な生活を支援できるよう,各サービス業界大手企業と連携しながら事業を拡大する。
また,将来的には,健康シニアだけでなく,家族・母子・子供・女性・ペット向けなど,国民の生活全般の支援,ライフケア・サービス事業の拡大を目指す。
●問い合わせ先
東芝ソリューション(株)
ヘルスケアIT事業統括部 事業開発部
担当:浅沼・東(ひがし)
TEL 03-3457-2842
http://www.toshiba-sol.co.jp/