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2013-4-9

Brilliance iCT Elite

Brilliance iCTの最上級^*1のハードウェア性能を継承しながら更に高画質を支援する使いやすさを追求

（株）フィリップス エレクトロニクス ジャパン（以下 フィリップス）は，4月9日より，新型全身用X線CT診断装置「Brilliance iCT Elite」の販売を開始することを発表した。

「Brilliance iCT Elite」は，フィリップスのフラッグシップモデルである256スライスCTであるBrilliance iCTの最上級^*1のハードウェア性能を継承しながら更に卓越した技術を搭載し，操作性を抜本的に改良し，再現性のある高い画質の画像取得を実現する。本製品は，ユーザーインターフェース，検出器を一新し，独自の画像再構成技術を標準搭載とした。

 ・操作環境を改善するインターフェース：
全く新しい操作インターフェースである「iPatient」（アイ ペイシェント）が再現性の高い，患者本位の操作環境を届ける。「iPatient」には様々な撮影パラメータが加わり，複雑化する操作性をシンプルに変貌する。ExamCard方式^*2でフォルダ内に撮影プロトコルを保存でき，編集作業も簡素化，RoseRight Index^*3で低被ばくと高画質のバランスを調整することで，装置が自動的に撮影パラメータを最適化する。

・低線量撮影時の高画質をサポートする検出器：
次世代型検出器として搭載される「NanoPanelⅡ」（ナノパネル ツー）は，信号のみを純粋に受け取ることができるように開発され，低線量撮影時に生じる画像のひずみを防止，画質の向上に貢献する。

・低被ばくと高画質を実現する画像再構成技術：
昨年10月にAuntMinnie（世界最大規模の放射線科情報ウェブサイト）よりBest New Radiology Softwareとして表彰を受けた逐次近似応用再構成である「iDose⁴ Premium Package」（アイドーズ フォー プレミアム パッケージ）を標準搭載し，低被ばくと高画質を高いレベルで実現。また金属アーチファクトを抑制する技術により，整形インプラント周辺の組織に対する視認性が高まり，診断をより効果的にサポートする。昨年北米放射線学会（RSNA2012）で発表をしたシステムモデル逐次近似再構成技術である「IMR」（アイエムアール）をオプション搭載することも可能。

「iDose4 Premium Package」なし

「iDose4 Premium Package」あり

・世界最速/最大^*4のスペックを持つ回転速度とX線管球：
0.27秒/回転という，世界最速^*4の回転速度は時間分解能の向上に大きく寄与する。また1000mAを出力できるX線管球「iMRC」（アイ エムアールシー）は，ヒートアップの心配なく連続した特殊検査にも幅広く対応することが可能。

●「Brilliance iCT Elite」のメリット

• 操作性の向上による再現性ある画像取得
• X線量を低減し患者の安全性を向上
• 低被ばくと高画質を高いレベルで両立
• 金属アーチファクト抑制による診断能の向上

*1 同社比
*2　ExamCard方式は，各種検査種別のフォルダ内に一連の必要な撮影プロトコルが保存される，フィリップス社製MRI装置にも採用される直感操作を支援する撮影プロトコルの管理方式。
*3 RoseRight Indexは，従来の出力線量入力の操作方法でなく，画質と被ばくをインデックス表示させ，得たい画質と抑えたい被ばくを調整することで，装置が自動で出力線量を調整する新しい操作方法。
*4 「Imaging Technology News」より