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「平成24年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」受賞者が決定

2013-1-21

公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団は,画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募したコニカミノルタ画像科学奨励賞(助成金総額700万円)の受賞者を決定した。

「画像科学奨励賞」は平成6年に始まり,第19回を迎えた。今年度は,「光と画像領域への新展開」を基本テーマに,「光と画像に関する材料及びデバイスの研究」「光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究」「光と画像に関するその他の先端的な研究」の3分野に分けて研究テーマを募集したところ,過去最高の79件の応募があった。多数の意欲的な研究テーマのご応募の中から,三宅 洋一氏(千葉大学名誉教授・特任教授)を委員長とする選考委員会において発想の独創性,波及効果,計画の実現性等の視点から厳正な審査を行い,奨励賞(優秀賞)(副賞 1件100万円)3名,奨励賞(副賞 1件 50万円)8名を決定した。

受賞者及びテーマは下記の通り。

●奨励賞(優秀賞) 受賞者及びテーマ(五十音順)

雨宮 智宏(あめみや ともひろ)氏
東京工業大学量子ナノエレクトロニクス研究センター 助教
「オンチップ光配線へ向けた,導波路型プラズモニックナノフォトディテクタの開発」

合田 圭介(ごうだ けいすけ)氏
東京大学大学院理学系研究科 教授
「超高速カメラを用いたガン診断技術の開発」

小山 大介(こやま だいすけ)氏
同志社大学理工学部電気工学科 准教授
「超音波駆動による高速可変焦点レンズの開発とマイクロ光デバイスへの展開」

●奨励賞 受賞者及びテーマ(五十音順)

岩長 祐伸(いわなが まさのぶ)氏
独立行政法人物質・材料研究機構 先端フォトニクス材料ユニット 主任研究員
「ハイパーレンズからなる大面積・超解像プレートの研究」

角江 崇(かくえ たかし)氏
千葉大学大学院工学研究科 助教
「高精度高速度3次元動画像その場観察・計測システムの開発」

中畑 和之(なかはた かずゆき)氏
愛媛大学大学院理工学研究科 准教授
「複雑な表面形状を有する構造部材の非破壊検査のためのイメージベース超音波シミュレータの開発」

長原 一(ながはら はじめ)氏
九州大学大学院システム情報科学研究院 准教授
「Light Field Distortion特徴を用いた透明物体の認識」

福田 武司(ふくだ たけし)氏
埼玉大学大学院理工学研究科 助教
「シロール誘導体の添加による高効率かつ低い暗電流特性を有する有機イメージセンサーの実現」

二川 雅登(ふたがわ まさと)氏
豊橋技術科学大学TMBZ教育推進本部 特任助教
「バイオ応用に向けた多元素イメージングデバイスの開発」

堀﨑 遼一(ほりさき りょういち)氏
大阪大学大学院情報科学研究科 助教
「構造化照明を利用した生体内部センシング」

松山 智至(まつやま さとし)氏
大阪大学大学院工学研究科 助教
「新規2段非球面ミラーを用いた色収差のない結像型硬X線顕微鏡の開発」

 

●問い合わせ先
コニカミノルタ科学技術振興財団 事務局
TEL 03-6250-2120
http://www.konicaminolta.jp/pr/foundation/