2012-12-6
米国クック メディカル(以下,クック ジャパン)は,クック メディカルが設立にあたり協賛した,日本泌尿器内視鏡学会第2回阿曽(あそ)賞の受賞者として,高知大学医学部泌尿器科学教室准教授・ 井上啓史(いのうえけいじ)氏が決定したことを発表した。受賞演題名は「5-アミノレブリン酸による蛍光膀胱鏡を用いた膀胱癌の光力学的診断」。「阿曽賞」は泌尿器内視鏡学(Endourology)の発展を目標として昨年設立された,日本泌尿器内視鏡学会の学会賞である。
日本泌尿器内視鏡学会阿曽賞選考委員会の選考委員長,岡山大学 病院新医療研究開発センター教授の那須保友氏は,井上氏の受賞理由を下記のように述べている。
「泌尿器内視鏡の領域のみならず,我が国のがん研究・がん診療の発展に貢献しうる革新的技術の臨床開発に積極的に従事し,本邦初の臨床試験を実施するとともに高度医療,医師主導治験の導入に尽力されています。これらの実績は特筆すべきものであり,当該領域における今後のさらなる活躍と発展が期待されます。」
受賞者の井上啓史氏は,高知医科大学を1989年に卒業した。2005年より高知大学医学部泌尿器科学教室助教授(准教授)に着任,日本泌尿器内視鏡学会,日本泌尿器科学会,日本癌治療学会等をはじめとする国内外の学会員として幅広く活躍している。今回の受賞に際し,次のように述べている。「このたび名誉ある阿曽賞受賞の栄誉を賜り,誠に光栄に存じます。執印太郎教授をはじめ医局員一同,さらに本技術の研究・開発にご協力ご指導頂いております諸先生方ならびに関係者の皆様に心より感謝申し上げます。引き続き,泌尿器内視鏡学の進歩と発展に貢献できるよう更なる精進を重ねる所存です。今後とも宜しくお願い申し上げます。」
第2回授賞式は,2012年11月23日に宮城県・仙台国際センターにおいて開催された第26回日本泌尿器内視鏡学会総会において執り行われた。
日本泌尿器内視鏡学会・阿曽賞について
阿曽賞は,2011年に日本泌尿器内視鏡学会において設立された学会賞。泌尿器内視鏡学(Endourology)の発展に今後貢献する可能性を有する会員が表彰対象となっている。「阿曽賞」の名称は,第1回日本Endourology・ESWL研究会会長であり,初代日本Endourology・ESWL学会(現:日本泌尿器内視鏡学会)理事長で,日本の泌尿器内視鏡学発展に貢献されてきた東京大学の阿曽佳郎 東京大学名誉教授に由来する。
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Cook Japan(クックジャパン)広報担当
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
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