2018-4-16
放射線診断物理学を理解するために必要な基礎的知識と最新の診断技術を解説
日本医学物理学会監修の医学物理学の教科書シリーズは現在,全7巻のうち5巻を刊行しています。第4巻にあたる『放射線診断物理学』(2017年3月刊行)は,X線検査,CT,MRI,超音波検査の動作原理と基礎物理を解説しており,放射線領域で画像を扱う研究者や医療技術者をはじめ,診療放射線技師やメーカー技術者に必須の内容となっています。多くの画像関係の技術書とは一線を画し,大学院レベルの基礎事項をできるだけわかりやすく解説しています。
第1章 X線撮影・透視
第1節 X線の原理と特性
第2節 X線画像の形成
第3節 X線画像の画質とQA/QC
第4節 X線管装置と付属器具
第5節 X線高電圧装置
第6節 画像センサと表示装置
第7節 一般X線撮影装置
第8節 乳房用X線撮影装置
第9節 X線透視撮影装置
第10節 CAD
第11節 放射光イメージング
第2章 X線CT
第1節 X線CTの原理と歴史
第2節 X線CTの画像形成
第3節 3次元X線CTの画像形成
第4節 最近の逐次近似再構成法
第5節 トモシンセシスの画像再構成
第6節 X線CTの画像処理
第7節 X線CT装置の構成
第8節 ヘリカルスキャン
第9節 マルチスライスCT
第10節 その他のスキャン方式
第11節 X線CTの画質とQA/QC
第12節 アーチファクト
第3章 磁気共鳴画像法
第1節 核磁気共鳴(NMR)の原理
第2節 MRIの画像形成
第3節 MRI装置
第4節 MRI撮像法
第5節 抑制技術とMRI造影剤
第6節 パラレルイメージング
第7節 MRIの画質とQA/QC
第8節 アーチファクト
第9節 MRS
第10節 fMRI
第11節 MRIの安全性
第4章 超音波
第1節 超音波の生体特性
第2節 超音波の画像形成
第3節 超音波診断装置
第4節 アーチファクト
第5節 プローブと臨床応用
第6節 超音波診断装置の安全性と保守
<日本医学物理学会編集代表者>
遠藤 真広(公益財団法人 医用原子力技術研究振興財団 常務理事)
価格:7182円(税込)
発行:(株)国際文献社
〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5
TEL 03-3362-9741
https://www.bunken.co.jp/item/3260/
体裁:B5判/並製/1色刷り/390ページ
監修:公益社団法人 日本医学物理学会
http://www.jsmp.org/bulletin/dmp.html