●teamplayとは

teamplayとは，DICOMデータを自動解析・可視化することで，適正な線量で検査が行われているか分析することができるクラウドサービスである（図1）。日本版DRL（診断参考レベル）に基づく検査単位での分析，自施設内での患者単位の累積被ばく量の確認＊など，放射線検査の線量管理に大いに貢献する。
また，個人を特定する情報を施設内で自動消去し転送するため，データプライバシーにも十分配慮したシステムとなっている。さらには，クラウドサービスの利点を生かし，ベンチマーク比較＊機能を用いて，他施設の状況と比較することができる。より客観的な分析によって，検査全体の線量の適正化を促す。

図1　teamplayクラウドサービス

●主な特長

1．Dose Monitoring & Analysis
・装置，検査部位，オペレータなどの異なる視点から線量実績を簡単にモニタリング
・「エックス線CT被ばく線量管理指針」で定められたDICOM Radiation Dose Structured Report（RDSR）の標準対応，未対応装置のOCRでの読み取り対応
・個別化医療に向けたSSDE，PET対応など（CTDIvol，DLP，DAP，RPなども標準表示）
・検査部位ごとのベンチマーク比較分析

2．Protocol Management for CT
teamplayでは，当社CT装置の撮影プロトコールを直接，管理することが可能である^＊。CT装置にネットワークでアクセスし，最新のプロトコールの更新，過去に利用したプロトコールとの線量比較，装置ごとの世代管理を行うことができる。
^{＊ オプション機能となります。}