「FINO.VITA.PX typeMG」は，当社が2019年に立ち上げたヘルスケアIT製品のブランド「FINO.VITA（フィノビータ）」の下，マンモグラフィ画像診断システムとして新たに生まれ変わった。MSP（Multi Structured Processing）方式により高速表示を追求し，マンモグラフィ画像診断に最適なワークフローを実現する。

●効率的な読影環境

カスタマイズ性の高い読影プロトコール機能では，ユーザーごとに好みの読影フローを実現する。また，直感的に操作可能な専用コントローラにより，読影効率の向上に寄与する。
さらに，トモシンセシスやCAD表示などの乳腺領域特有な表示にも充実した機能を有する。トモシンセシス表示時は，スライス位置を示すシェーマにより一目でスライス位置の把握も可能である。また，マルチモダリティに対応し，乳腺に関する画像の同一ビューワ上での表示を実現する。

●総合判定対応レポーティングシステム

マンモグラフィガイドラインに準拠し，病変アイコンの貼付によりカテゴリーなどを自動反映し，簡単入力を実現した。乳房超音波検査との総合判定機能にも対応する。また，装置から受信した乳腺密度計測結果を基に，乳腺評価を自動反映することで，定量的な乳腺評価の判定をサポートする。

●新搭載“シェーマリンク機能”

シェーマリンク機能は，乳房超音波検査の精度向上を支援する機能である。CAD（コニカミノルタ製｢NEOVISTA I-PACS CAD typeM｣）で検出された病変情報や位置をエコーシェーマに反映し，超音波検査時にタブレット端末などで確認しながら検査することができる（図1）。さらに，ビューワの描画機能を用いて病変を指摘しエコーシェーマに反映することも可能である。

図1　超音波検査時にタブレット端末などで確認

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新機能を搭載し，生まれ変わったFINO.VITA.PX typeMGは，コニカミノルタとして新たな価値を提供していく。

^{「FINO.VITA.PX typeMG」は販売名：フィノビータビュー（認証番号：301AIBZX00005000）の呼称です。
「NEOVISTA  I-PACS CAD typeM」は，販売名：マンモグラフィ診断支援装置 NEOVISTA CAD typeM（認証番号：22200BZX00278000）」の呼称です。}