超音波検査の最大のハードルは，高度な検査者スキルを要し，撮影時に何もないと判断した部分の画像は残らないことです。乳房用超音波画像診断装置「Invenia ABUS」（図1）は，簡単な操作で，検査者のスキルを問わず，フルボリュームでの乳房スキャンが可能です。ソフトウェア・ビームフォーマーの採用により，高画質・短時間の処理で取得された乳房のフルボリューム画像を，ワークステーションへ送信後に読影するため，分析や過去画像との経時比較も容易に行えます。特徴的なのは，従来の超音波画像にはない，C-Planeと呼ばれる冠状断の画像（図2）です。C-Plane上で乳房の広い領域がカバーできるため，乳腺組織の構造的な情報を評価でき，見落としを低減できるだけでなく，マンモグラフィやMRIなど他モダリティとの相関もとりやすくなります。乳がん検診をシンプルにする，新しいコンセプトの装置です。

図1　乳房用超音波画像診断装置 Invenia ABUS

図2　C-Plane（冠状断画像）

医療機器認証番号：226ABBZX00065000号
販売名称：乳房用超音波画像診断装置 Invenia ABUS