高磁場MRIの使用経験や将来ビジョンを共有するWebセミナーを開催
Hi Advanced MR Webセミナー 2020年9月19日(土) Web配信

2021-5-25


Hi Advanced MR Webセミナー

高磁場MRIにフォーカスした「Hi Advanced MRセミナー」は,2014年からおよそ年1回の頻度で開催され,最新の技術やアプリケーション,臨床報告,ユーザー発表,安全管理など,多彩なテーマのセミナーが実施されてきた。2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて初めてWebでの開催となり,当日は全国から約1000名が参加した。Hi Advanced MR Webセミナーは,1.5T MRI「ECHELON Smart Plus」のUsers sessionと,MRI・人工知能(AI)の将来ビジョンをテーマとしたResearch sessionの2部5演題が行われた。またセミナーに先立って,医療経営セミナーが同時開催され,コロナ禍を生き抜くための病院経営についての講演が行われた。

医療経営セミナーでは,株式会社名南メディケアコンサルティング代表取締役社長の内藤啓志氏が「“withコロナ”コロナ禍を生き延びる医療施設の経営について」と題して講演した。講演では,新型コロナ関連で医療施設が受けられる助成金・交付金などについて,令和2年度二次補正予算で追加された支援策を中心に解説するとともに,キャッシュフロー経営の観点でコロナ禍におけるさまざまな資金繰り支援について紹介した。さらに内藤氏は,ポストコロナ時代を見据えた医療経営について述べ,コロナ禍により大きく変わった患者の受診動向に対応した医療経営が重要であるとし,収入・経費の両面から長期的対応策について事例を挙げて紹介した。内藤氏は最後に,「唯一生き残ることができるのは,変化できる者である」という『種の起源』(ダーウィン)の言葉を引用し,医療施設の経営においても変化が重要だと締めくくった。

Hi Advanced MR Webセミナーは,第1部Users sessionで2題のユーザー報告が,第2部Research sessionでは東邦大学医療センター大森病院放射線科教授の堀 正明氏が座長を務め,3題の講演が行われた。各講演の内容を抜粋して紹介する。

座長

 

●Program●

第1部 Users session
1.5T ECHELON Smart Plusの使用経験

1.新MRI導入による安心と信頼のワークフロー向上
医療法人社団正風会小林病院放射線科 佐々木竜輝 氏

2.脳神経外科領域における最新型1.5T MRIの有用性
さぎぬま脳神経クリニック院長 島崎賢仁 氏

第2部 Research session
将来ビジョンについて

座長: 東邦大学医療センター大森病院放射線科教授
堀 正明 氏

1.AIを活用したMRI研究開発の最新状況と展望
富士フイルムヘルスケア株式会社主管技師長 尾藤良孝 氏

2.3T MRIの腹部領域における臨床的有用性
広島大学大学院医系科学研究科放射線診断学研究室准教授 中村優子 氏

3.新規MRI技術による定量指標の臨床有用性
徳島大学大学院医歯薬学研究部放射線医学分野教授 原田雅史 氏

 

医療経営セミナー:内藤啓志 氏(名南メディケアコンサルティング)

医療経営セミナー:
内藤啓志 氏
(名南メディケアコンサルティング)

Research session座長:堀 正明 氏(東邦大学医療センター大森病院)

Research session
座長:堀 正明 氏
(東邦大学医療センター大森病院)

 

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