技術解説(キヤノンメディカルシステムズ)
2021年8月号
Women's Imaging 2021 最新技術
シンプルな操作性で使いやすい“Rapideye Saqura”
マンモビューワ“Rapideye Saqura”(図1)は,国内300施設以上の導入実績を持ち,乳腺専門施設,大学病院,一般病院,検診施設まで,さまざまな施設で運用されている。
●シンプルな操作性
製品名の“Saqura(さくら)”は,スピーディな画像表示と簡単なマウス操作で,“さく”っと“らく”にお使いいただけるというコンセプトがネーミングの由来である。使用頻度が高い機能はマウスへ集約し,マウスポインタの位置で動作方法を自動切り替えし,視線をずらさずに参照が可能である。
●トモシンセシス画像を含めた読影プロトコールの設定
2D画像やトモシンセシス画像,比較画像を考慮した読影プロトコール(レイアウト表示)が設定可能であり,操作の煩雑さ・手数を減らして読影作業が行える。一度に大量の画像を読影する機能として,1患者の読影後に,リスト画面に戻らず次患者へ進むことが可能な機能(スルービュー機能)を搭載している。
●マンモグラフィ読影レポート機能
マンモグラフィガイドラインに準拠したレポート機能を搭載している。病変がある場合には,該当するスタンプをMLO・CCのシェーマ上にドラッグすると,自動で部位チェックと病変入力が行われる。技師読影にも対応し,院内のワークフローに沿ったレポートシステムになっている。
●ブレストソリューション
Rapideye Saquraのほか,マンモグラフィ装置の“エコースキャンガイド”機能,超音波の“SMI(Superb Micro-vascular Imaging)”技術,MRIの“ブレストSPEEDER”コイルなどの先進技術で,今日の“いのち”を支え,未来の“いのち”を守るソリューションを提供している。
* Rapideye Saquraはキヤノンメディカルシステムズ株式会社の商標です。
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TEL 0287-26-5100
URL https://jp.medical.canon/