ご挨拶
瀧口登志夫(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 代表取締役社長)
2018-5-25
キヤノンメディカルシステムズは,良い医療を提供するために日々努力されている医療従事者の皆様方に,われわれの技術,商品,サービスを通じて少しでも貢献したいという思いで事業に取り組んでいます。
イメージングにおける技術開発の方向性というのはいくつもあると思いますが,診断に必要な画像をより高解像度で提供する,そして,そのことによって画像の臨床的な価値を高め,医療におけるアンメット・メディカル・ニーズに応えていくことだと考えます。
われわれはこの考えに基づいて,本日のセミナーのテーマであるCT,MRIを通して,高解像度を追究する研究・開発を行っています。このことが画像の臨床的な価値を高める上での効果や,さらには定量化を進めるといった副次的効果が認められています。われわれとしてはさらに,この方向性を進めていきたいと思っております。
しかし,メーカーが技術を開発するだけでは,その技術が臨床に貢献することにはなりません。日々,臨床現場でご活躍の皆様方のご協力をいただいて,われわれが開発した技術の評価,製品の評価を行っていただくことで初めて,臨床の現場で使っていただけるものに昇華していくと考えております。
本日のセミナーでは,われわれが提供しようとしている超高精細,超高精度のイメージング技術や製品についての評価をしていただいている8名の先生方に貴重なご経験をお話いただきます。
われわれは2018年1月をもって,東芝メディカルシステムズからキヤノンメディカルシステムズへと社名変更いたしましたが,これからもMade for Lifeをスローガンとし,質の高い医療に貢献すべく邁進してまいります。
今後とも引き続き,キヤノンメディカルシステムズをご支援いただきますようよろしくお願いいたします。