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RSNA2011

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■ Eizo Nanao Corporation(ナナオ)
  各種モニタ:多彩な新製品や新技術を発表

RSNA2011 [第3日目:11月29日(火)]
Eizo Nanao Corporationブース
Eizo Nanao Corporationブース

RadiForce RX430上でRadiForce LX600Wなどの手術室向けソリューション
RadiForce RX430上でRadiForce LX600Wなどの手術室向けソリューション

  Eizo Nanao Corporationは今回,血管撮影装置や手術室向けのモニタソリューション,読影用モニタ,マンモグラフィ読影用モニタ,電子カルテシステムなど,HIS端末向けのモニタのラインナップから新製品を中心に出品した。また,品質管理についても,新しい技術を参考出品している。

  血管撮影装置・手術室向けのソリューションは,60インチ8メガピクセルのLED採用カラーモニタ「RadiForce LX600W」と30インチ4メガピクセル「RadiForce RX430」,信号配信マネージャー「LMM56800」と「LMM0801」,「PDS0800」を組み合わせたもの。従来は血管撮影装置の検査室とコンソールで用いられてきたが,さらに活用の場を広げ,手術室向けのソリューションとしても提案している。LMM56800は,21信号の同時入力に対応しており,RadiForce RX430上でRadiForce LX600Wに表示する画像などをコントロールして,複数の画面を見やすくわかりやすいレイアウトで術者に提供できるようにしている。RadiForce RX430自体の画面レイアウトも自由に変更できる。

  読影用モニタでは,LED採用により長寿命化を図った3メガピクセルのモノクロモニタ「RadiForce GX340」,カラーモニタ「RadiForce RX340」,2メガピクセルのモノクロモニタ「RadiForce GX240」,カラーモニタ「RadiForce RX240」を出品した。すでに日本国内でも発表しているこの新製品は,LEDバックライトを搭載することで,従来製品に搭載していたCCFLバックライトに比べ経年劣化しにくい。日本の場合,モノクロモニタは5年間輝度保証,カラーモニタについては5年間,2万時間以内での推奨輝度の保証をしている。LED化は環境にも良い影響を与えるとされ、同社では消費電力量が従来比21%になるとしている。また,これらの製品は3つのセンサーを内蔵しており,このうち下側のベゼルにある人感センサーは,離席した際に自動的にパワーセーブをして電力消費を抑える。

  このほか,読影用モニタとしては,36.4型8メガピクセルのカラーモニタ「RadiForce RX840」を出品。マンモグラフィ読影用モニタでは,15メガサブミリピクセル,1200cd/m2の高輝度を持つ「RadiForce GX530」をPRした。一方で,電子カルテシステム向けモニタでは,「RadiForce MX270W」を出品した。この製品は,27インチ3.7メガピクセルの大きさを持ち,画像やカルテなどの情報の一覧性を高めた,LED採用のカラーモニタである。

  さらにフィルムレス環境が整ってきたことで,必要性が高くなっているモニタの品質管理については,大規模病院向けのソフトウエアである「RadiNET Pro」をiPadなどのタブレットでも利用できるシステムが参考出品された。システム管理者がiPadを持ち歩きながら施設内のモニタの品質管理を行えるという高い利便性を持っている。

新製品のRadiForce GX340/RX240
新製品のRadiForce GX340/RX240
8メガピクセルのRadiForce RX840
8メガピクセルのRadiForce RX840
1200cd/m2の高輝度を持つRadiForce GX530
1200cd/m2の高輝度を持つRadiForce GX530
画像などの情報の一覧性を高めたRadiForce MX270W
画像などの情報の一覧性を高めたRadiForce MX270W

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