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RSNA2011

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■ Konica Minolta Medical Imaging(コニカミノルタエムジー)
  最軽量・低被ばくのワイヤレスDR 「AeroDR」を提案

RSNA2011 [第5日目:12月1日(木)]
Konica Minolta Medical Imagingのブース
Konica Minolta Medical Imagingのブース

  コニカミノルタは,ブースのテーマを“Improving Patient Care”として,製品を通じて患者の健康と社会に貢献することをアピールした。同社では,製品開発においても同様のポリシーで取り組んでおり,具体的にはワイヤレスFPD「AeroDR」での線量の50%削減,リモートメンテナンス&ネットワークサービス「informity」でのデータのバックアップによる危機管理,卓上型CR装置「RegiusΣ」の低省電力,温室効果ガスの低排出などの成果を上げている。

  RSNA 2010で発表されたAeroDRは,堅牢・軽量,バッテリー時間の長さが特長で,今年4月には米国でも発売し順調なスタートをきっている。さらに,今回のRSNAでは,欧米などの体格の大きな患者撮影のニーズに応えた17インチ×17インチ(参考出品)のパネルを展示した。

  このAeroDRを利用して,既存のアナログの回診車をDR化できる「AeroDR ポータブルキット」を展示した(日本国内未発売)。国内では装置の改造は薬事法上認められないため,日本でのDR化のニーズに応えるのが,11月末から販売を開始したX線自動検出技術「AeroSync(エアロシンク)」である。DRの撮影ではX線照射情報のやり取りが必要であり,そのために改造が必要だったが,AeroSyncでは,発生器からのX線を自動的に検出して撮影が可能な状態にするため,装置を改造することなくビルトインできる。AeroDRのほか,画像の受信部,ノートPC(タブレット端末)をセットすることでアナログ回診車のデジタル化が可能になる。米国ではW.I.P.ながら,こちらの展示も行っていた。

  また,AeroDRを使った製品のひとつとして,長尺撮影のシステムを参考展示した。長尺撮影ユニットにAeroDRをセットし,管球の照射野に合わせてユニット内でパネルが移動することで長尺撮影を可能にするシステムだ。

ワイヤレスFPDでアナログ回診車のDR化を図るAeroDR ポータブルキット
ワイヤレスFPDでアナログ回診車のDR化を図る
AeroDR ポータブルキット
小型軽量のAeroDRの17インチタイプを参考展示
小型軽量のAeroDRの17インチタイプを参考展示
ビルトインでのDR化を実現するX線自動検出技術AeroSyncを展示
ビルトインでのDR化を実現するX線自動検出技術AeroSyncを展示
開発中のAeroDRを利用した長尺撮影システムを参考出展
開発中のAeroDRを利用した長尺撮影システムを参考出展

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