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RSNA2011

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■ FUJIFILM Medical Systems(富士フイルムメディカル)
  X線装置の展示の中心は3Dマンモグラフィ

RSNA2011 [第3日目:11月29日(火)]

  今回の展示の注目のひとつが,“3D Mammography”(以下,3D Mammo)である。3D Mammoは,0°と4°傾けた2枚の画像を撮影し,その画像を高解像度モニタを上下に設置しハーフミラーに投影して,偏光グラスをかけて見ることで,奥行きのある三次元の乳房画像が得られる技術。日本ではすでに薬事承認を取得しているが,米国ではこれから臨床試験がスタートする。同社では,RSNA期間中の28日,Hyatt Regency McCormick Place Hotelで「3D Mammography Seminar」を開催し,ドイツで一足先に開始された臨床での使用の評価を含めて報告を行った。2Dと3Dの読影を比べると,3D Mammoでは偽陽性率が47%低下するなど大変高い評価を得ていることなどが紹介された。ブースでは,実際の3D Mammoのシステムを展示して来場者が体験できるようにしたほか,3D Mammo撮影の機能を備え,50μmの直接変換型FPDを搭載した「AMULET f」を展示した。

3D Mammographyを展示
3D Mammographyを展示
3D Mammo撮影の機能も組み込んだAMULET f
3D Mammo撮影の機能も
組み込んだAMULET f
28日に行われた3D Mammography Seminarの様子
28日に行われた3D Mammography Seminarの様子

  また,同社のワイヤレスFPDである「D-EVO(日本ではCALNEO C)」は,同社独自の“ISS方式”による間接変換方式で,X線変換効率が高く,高画質で被ばく低減を実現している。このワイヤレスFPDを使ったさまざまな製品がリリースされた。「FDR Go flex(日本ではCALNEO flex)」は,FPDとデータを読み取る(受信する)ユーティリティボックス,ノートPC,予備電池で構成され,移動型X線撮影装置と組み合わせることで簡単にDR撮影が可能になる。自動X線検出機能を搭載しており,X線発生装置とのケーブル接続の必要がなく,完全ワイヤレスでの運用ができる。また,FCRに代わってD-EVOを搭載したモバイルタイプのX線撮影装置(回診車)の「FDR Go」も出展された。

自動X線検出機能を搭載したCALNEO flex
自動X線検出機能を搭載したCALNEO flex
ワイヤレスFPDを組み込んだモバイルX線撮影装置FDR Go
ワイヤレスFPDを組み込んだモバイルX線撮影装置FDR Go

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