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取材報告 RSNA2011スペシャル 取材レポート RSNA2011： Barco Inc（バルコ東陽） - 乳房トモシンセシス用5メガピクセルモニタが登場 Innovation
RSNA2011 |
RSNA2011 [第2日目：11月28日（月）] |
Barco INCブース
乳房トモシンセシスに対応した
Mammo Tomosynthesis 5MP
Barcoは今回のRSNAで，新製品として乳房トモシンセシスに対応した「Mammo Tomosynthesis 5MP」を発表した。5メガピクセルで，データサイズの重いトモシンセシス画像をなめらかに表示できるようにしている。モニタの輝度はDICOMキャリブレーション輝度では1000cd/m2であるが，最大で2100cd/m2まで明るくすることができる。これにより石灰化の視認性が大幅に向上する。 さらに，この明るさを生かして，シャウカステンとしても使用することができる。モニタ上に白く表示するエリアを設けて，そこにフィルムを設置することで，例えばデータ化されていない過去画像との比較が行えるようになる。
一方，読影用モニタでは，これまでハイエンドクラスのモニタとして「Coronis Fusion 6MP DL」があり，ユーザーから高い評価を得ていたが，そのサイズを増やし，10メガピクセルの「Coronis Fusion 10MP」と4メガピクセルの「Coronis Fusion 4MP DL」を出品した。4，6，10メガピクセルとラインナップをそろえることで，ユーザーの幅広いニーズに対応する。
このほか読影用モニタには，上位機種ブランドの「Coronis」と標準機種「Nio」が用意されており，ユーザーのニーズに合わせて選択しやすい製品構成となっている。また，参考出品として，3D対応の読影用モニタが展示されたほか，OEM供給している56インチの血管撮影装置や手術室用のモニタも展示された。
なお，同社の製品は，Technical Exhibits出展企業のブースで数多く採用されており，「Coronis Fusion 6MP DL」だけで136台が会場にある。これらはすべてBarcoの「QAweb」でネットワーク管理をしており，オンラインでキャリブレーションを行うことも可能。モニタの品質管理に対する同社の優位性をPRしている。
 2000cd/m2の明るさを生かしたシャウカステン機能 |
 ハイエンドクラスのCoronis Fusion 4MP DL |
 参考出品された3D表示モニタ |
 血管撮影装置や手術室向けの56インチモニタ |