RSNAがいよいよ開幕した。
初日はオープニングセッションの後,主にポスター会場を見て回った。
パネル展示では,イラストや画像を入れ,配色によりカラフルに彩られたeducationのポスターが貼られていた。中には独自の国の象徴・文化の飾りが施されているものもあり,国際学会であることを実感した。
女性技師の一員として気になった演題は,胎児撮影の安全性についてのポスター発表であり,RF波による発熱・グラジエント変動時間・静磁場強度の3点から検討を行っていた。日本ではまだはっきりと示されていないが,UKではMRIでの胎児撮影がガイドラインで2.5Tまで許可されているようだ。
コンピュータ展示では,scientificやeducationのスライドが閲覧可能であり,キーワードを入力すると演題の検索もできる。そのため自分の興味ある分野を中心に見ることが可能である。最近話題のトリプルネガティブ乳がんのMRIにおける特徴をまとめた発表もあり,breastなどwoman healthcareに注目が集まっていると感じた。
インナビネット記者 高長 雅子(金沢大学)
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