RSNA2010の3日目。昨日午後より天候が崩れたが本日はあいにく雨は降らなかったが寒い一日となった。
RSNAでの発表はScientific Formal Session(口述発表),Scientific Informal Session(電子ポスター発表)およびEducation exhibit(教育展示)があり,それとは別に多くのRefresher Courseが用意されている。またMultisession courseというコースがあり,講演とそれに関連する口述発表が合わさったセッションがある。本日は8時30分から12時まで”MR Imaging Evaluation of Diffuse Liver Disease: Update”というタイトルで肝MRIに関する脂肪,鉄,線維化の定量評価に関する講演及び発表が行われた。脂肪および鉄の定量化のセッションでは,いずれもDixon法やMRSを用いた発表が興味深かった。いずれの方法においてもマルチエコーでT2値やT2*値を算出し,その値や補正を行い,より正確な脂肪や鉄の定量評価がなされていた。
初日のGd-EOB-DTPAのセッションでも印象を受けたが,”Quantitative Imaging”が今後のキーワードとなってくると考えられる。
インナビネット記者 林 則夫(金沢大学)
Multisessionの会場の様子
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