ハードウエアの展示では,CT,MRI,PETのインジェクタや血栓治療用装置を出展した。
DCモーター搭載で325psiの注入圧を実現しているMRI用インジェクタ「Spectris Solaris EP」は,今回壁に備え付けるタイプのものを展示した。設置環境や取り回しを考慮しているという。また,同じくMRI向けの製品として,MRI室対応輸液システム「Continuum」とMRI室用患者モニタ「Veris」を組み合わせて,無線形式でデータをモニタ表示できるようにした。モニタへの配線が不要となったことでフレキシブルに検査に対応する。
循環器専用のインジェクタである「Avanta」は,ハンドコントローラーの採用で,ハンドインジェクション同等の造影剤注入のコントロールができるが,今回はユーザーの声を反映してチューブの形状や長さを新たにした。これによって,より使いやすくなっている。インジェクタとしては,このほかにPET用の「Intego」(日本国内薬事未承認)も展示していた。 |