RSNA初日,Refresher CourseのKalender先生のCTの講演を聞きに行きました。
講演のタイトルは,「CT Image Generation: From Multislice to Cone-Beam CT」でした。
講演では,RSNAでの発表時期を示しながら,ヘリカルスキャン登場から検出器の列数の増加の歴史が紹介されていました。また,通常のX線管と,電磁コイルによって電子ビームを制御して焦点位置を移動させることのできるX線管であるStratonとの違い,Stratonを用いたフライングフォーカス技術の紹介や,近年登場してきた血管撮影装置等で断層撮影ができるCone-beamCTの紹介も興味深かったです。
講演の内容には先生の著書の内容と重なる部分がいくつか含まれており,大学の講義で先生の著書を翻訳した学生にとっては理解しやすかったです。
インナビネット記者 清水裕也(藤田保健衛生大学)
|