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RSNA2010

■Refresher Cource(CT Technology Update: The cutting Edge)

RSNA2010 [第4日目:12月1日(水)]

  この講演では,主要CTメーカー4社(PHILIPS,東芝,Siemens,GE)を用いた心臓CT検査について,4人の先生がお話しされました。

  まず,PHILIPSは,256スライスCTのi-CTのお話がメインでした。i-CTはスキャンタイムが他のメーカーと比べて0.27秒と早く,時間分解が良いと言っておられました。またこの装置には2DのAnti scatter Gridが搭載されているそうです。

  東芝は,主に320列CTについてでした。64列CTでヘリカルスキャンによって心臓CT撮影を行うと,オーバーラップスキャンを必要とし被ばくが多くなってしまいます。しかし,Step & Shootにすると,データのつなぎ目部分で上手く画像がつながらないことがありました。しかしながら,320列の装置は1回のスキャンで心臓全体がカバーされるため,被ばくは少なく,かつ連続的な画像が1スキャンで得られるところが利点だとおっしゃっておられました。

Refreshers Cource会場
Refreshers Cource会場

  Siemensは,Dual Source CTのお話でした。Dual Source CTは,2つのX線管を使うことで,時間分解能を向上させることができます。スライドでは,心臓の弁の動きの動画を示されていましたが,弁の動きがきれいに見えていました。

  GEは,ASiRを心臓検査に絡めてお話しされていました。ASiRを用いることで心臓CT検査の被ばくを低減させることができます。また,Dual Energyと合わせてステントの評価がしやすいと写真を示しておられました。

インナビネット記者 清水裕也(藤田保健衛生大学)

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