“Innovation is the Key to our Future”をテーマにした101回目のRSNAが開幕
2015-11-30
Opening Sessionが行われる
Arie Crown Theater
2015年11月29日(日),今回で101回目となる北米放射線学会(RSNA 2015)が,米国イリノイ州シカゴ市のマコーミックプレイスを会場にして開幕した。12月4日(金)の4日間,米国はもとより世界各国から放射線医学の臨床家,研究者,技術者らが参加する。
今回の大会長は,カリフォルニア大学サンフランシスコ校のRadiology and Biomedical Imaging部門の教授のRonald L. Arenson, M.D.。大会テーマには,「Innovation is the Key to our Future」が掲げられた。昨年のOpening Sessionでも取り上げられたように,放射線医学の発展には,常に技術革新が大きな影響を与えてきた。現在,そして今後においても,CTの多列化やMRIの高磁場化といったが画像診断装置だけでなく,人工知能やクラウド,モバイルデバイスなどのITの著しい進歩が,今までにないインパクトを与えると思われる。今回のテーマには,このような考えが込められている。
初日8時30分からArie Crown Theaterでは恒例のOpening Sessionが行われた。この中で,Arenson大会長によるPresident's Addressでは,“Going Boldly into Radiology's Technological Future: Why Our Profession Must Embrace Innovation”をテーマに講演した。Arenson大会長は,技術革新が放射線医学に与えてきた影響についてその実例を挙げながら,新しい技術を放射線医学に取り込んでいくための方策を示した。
また,President's Addressの後には,Association of American Medical Colleges(AAMC)のDarrell G. Kirch会長兼CEOによる特別講演“Radiology, Medicine, and Healthcare: Will Inaction or Innovation Determine Our Future?”が行われた。
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