2023国際医用画像総合展（ITEM in JRC 2023）が開幕
——医学に変革をもたらすGame Changerとしての放射線医学を支える，最先端の製品や技術が集結

2023-4-14

ITEM 2023の開幕を告げるテープカット

JRC 2023の2日目となる4月14日（金），展示ホール1階エントランスエリアでは9時30分から2023国際医用画像総合展（ITEM in JRC 2023）の開会式が行われた。開会式には，日本ラジオロジー協会（JRC）の富山憲幸代表理事，第82回日本医学放射線学会総会（JRS）会長の粟井和夫氏（広島大学），第79回日本放射線技術学会総会学術大会（JSRT）の市田隆雄大会長（大阪公立大学医学部附属病院），第125回日本医学物理学会学術大会（JSMP）の阿部慎司大会長（茨城県立医療大学），運営する日本画像医療システム工業会（JIRA）の山本章雄会長が出席した。

今回のJRC，ITEMでは“Be a Game Changer in Medicine with Radiology”がメインテーマに掲げられた。前回に続き，ITEM 2023はWeb（3月10日〜5月23日）とのハイブリッドで開催されるが，オンサイトの出展社数は143社，展示面積は8374m²と，現地開催の規模はコロナ禍前の状況にほぼ戻っている状況だ。
開会式で挨拶した富山JRC代表理事は，アジアオセアニアで最大規模の放射線医学の展示会であるITEMには，海外からの参加希望の声が非常に多いと述べ，今回，自身が理事長を務めるAOSR（アジアオセアニア放射線学会）のボードメンバー向けに特別に展示会のツアーも企画したことを紹介。ITEMは日本が世界に誇れる展示会であり，JRCは4団体からなるユニークな枠組みで世界に類を見ないものであるとして，もっと世界にアピールして情報発信していきたいとの思いを語った。
次いで挨拶に立った山本JIRA会長は，今回のテーマであるGame Changer について，ChatGPTでは，「環境を変える，ルールを変える，それにより新しい機会を作り，新しいプレーヤーを作る技術や人」であるとの説明がなされたことを紹介し，医療現場で活用が始まっているDXやAIがGame Changerになりうるものであるとともに，ITEM 2023にはGame Changerになりたいという143社が出展しているので，多くの方に見て回ってほしいと呼びかけた。

恒例のテープカットでITEM 2023の開幕が告げられると，開会式の参列者や開場を待ちわびていた参加者が展示会場に入場し，富山JRC代表理事，粟井JRS会長，市田JSRT大会長，阿部JSMP大会長，山本JIRA会長も会場内を見学した。ITEM 2023は，JRC最終日の4月16日（日）15時まで行われる。