芙蓉開発,介護総合管理システム「安診ネット」のLIFE対応についての発表会を開催

2022-5-24

介護


YouTubeで「安診ネット」LIFE対応の発表会を開催

YouTubeで「安診ネット」LIFE対応の発表会を開催

芙蓉開発(株)は2022年5月11日(水),介護総合管理システム「安診ネット」のLIFE対応に関する発表会をYouTube配信で行った。介護分野においては,2021年4月より科学的介護情報システム(LIFE)の運用が開始され,同年の介護報酬改定において自立支援・重度化防止が評価(LIFE加算)されるようになった。LIFE加算の算定には,LIFEを用いたデータ提出(入力)とフィードバックの活用が求められる。芙蓉グループは福岡県で医療施設や介護施設を運営しており,介護現場でLIFEへの対応を検討してきたが,特にフィードバックの活用については属人的対応だけでは難しいとの見解から,安診ネットにLIFE対応機能を実装するに至った。

安診ネットは,自動取得した日々の個々人のバイタルを人工知能(AI)が分析し,医療の優先度を注意喚起することで早期発見・重度化防止するICT健康管理システムで,介護施設や病院,在宅医療などさまざまなシーンで活用されている。LIFEへの対応として,従来から実績のあるAI健康管理で重度化防止を支援することに加え,自立支援を促すための業務サポート機能を新たに搭載した。業務サポート機能は,介護職やケアマネジャーだけでなく,リハビリ職や栄養士,看護師,医師など各専門職専用のシステムを実装することで業務負担を軽減することに加え,システムを運用することで利用者のリスクや状態変化を職種間で共有でき,自立支援・重度化防止のアウトカムを出すためのPDCAを回すことができる仕組みとなっている。

発表会では,芙蓉グループ代表で安診ネット事業部責任者の前田俊輔氏が,安診ネットLIFE対応の概要や業務サポートの事例を紹介した。前田氏は,「科学的介護の導入で,利用者の状態を改善すると報酬が下がるという矛盾が改善されようとしている」と述べ,同システムを活用することでLIFEのフィードバックに対して有効な対策を打つことができ,LIFE加算による収入アップを期待できると紹介した。
また,一般社団法人全国介護事業者連盟理事長の斉藤正行氏がビデオメッセージを寄せ,「2024年の診療報酬と介護報酬の同時改定では,LIFEを基盤とした科学的介護がいっそう評価され,LIFE加算は今後増加すると予想される。現場の負担を軽減するためにICTを活用し,LIFEに積極的に取り組むことが重要だ」と述べた。
さらに,福岡LIFE研究会会長(医療法人芙蓉会メディカルケア南ヶ丘責任者)の太郎良篤史氏が,「科学的介護に対する福岡LIFE研究会の取り組み」を報告したほか,「安診ネット One」と「眠りSCAN」のシステム連携について,パラマウントベッド(株)経営企画本部デジタル事業開発部部長の伊藤秀明氏が紹介した。また,医師で衆議院議員の新谷正義氏,一般社団法人日本慢性期医療協会理事の照沼秀也氏,全国介護事業者政治連盟会長の久野義博氏によるビデオメッセージも紹介された。
今回発表された介護総合管理システム「安診ネット」LIFE対応は,2022年6月1日より販売代理店などを通じて発売される。なお,発表会はYouTubeにて視聴することができる。
https://youtu.be/4gn9m-S0M4U

前田俊輔 氏(芙蓉グループ代表)

前田俊輔 氏(芙蓉グループ代表)

 

重度化防止を支援する「安診ネット」のAI健康管理

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自立支援を促すための業務サポート機能を新たに搭載

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業務サポートでは職種ごとのシステムを実装し,業務負担を軽減

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●問い合わせ先
芙蓉開発(株)
https://www.fuyo-group.com

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