新会長に選任された岩本敏男氏
（NTTデータ）

一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会（JAHIS）は，2018年6月13日（水），2018年第8期定時社員総会を経団連会館（東京都千代田区）で開催した。総会では，会長の山本正已氏（富士通 取締役会長）が議長を務め，2017年度収支決算，2018年度事業計画，2018年度の収支予算，役員選任・補欠役員選任の議案について諮られ，すべての議案が承認された。最後に2017年度の事業報告が行われた。
その後開催された臨時理事会で，新役員による会長，副会長の選定が行われ，新会長に（株）NTTデータ代表取締役社長の岩本敏男氏が選任された。そのほか，副会長には，キヤノンメディカルシステムズ（株）の今井喜与志氏，日本電気（株）の鈴木浩氏，日本アイ・ビー・エム（株）の浅野正治氏，（株）日立製作所の香田克也氏，PHC（株）の小谷秀仁氏，富士通（株）の石井雄一郎氏が選ばれた。

社員総会終了後に行われた懇親会で挨拶した岩本新会長は，「世界中をデジタルトランスフォーメーションが駆け回っている。シンギュラリティ（技術的特異点）は，人類とコンピュータ（AI）の対立としてとらえられることが多いが，レイ・カーツワイルの提言は人類とAIなど新しい技術の融合が生物としての人類を超越した存在になるというのが本質だ。われわれが人類である以上，安心・安全のベースは健康であり，それを支えるのが医療だ。情報システムは今後，指数関数的に進展していくことは間違いないが，それがパンドラの箱とならないようにコントロールすることがわれわれの重要な役割であり，JAHISがそれを担えるように努力していきたい」と述べた。

また，総会の最後には恒例の功労表彰として，2017年度の活動に対する功績と幹部の功労に対する表彰が行われた。

第8期定時社員総会は山本正已氏（富士通）が 議長を務めた。

功労者には山本会長から表彰状などが授与された。

功労表彰者による記念写真