バルコ,歯科用ディスプレイなど新製品についてプレスカンファレンスを開催
2018-4-6
デモルームに展示された4K対応
大型ディスプレイ「MDSC-8255」
バルコ(株)は,歯科用ディスプレイなど,2018年に発売する新製品を中心に紹介するプレスカンファレンスを2018年3月23日(金),同社内(東京都大田区)にて行った。
カンファレンスでは,始めにヘルスケアメディカルイメージング事業部の菅谷武史氏が,本格参入する歯科診療所向け新製品についての説明をした。歯科画像表示用ディスプレイの新シリーズとして「Dental Color シリーズ」を展開し,第一弾として新製品「Dental 2MP Color」を5月に発売する。Dental 2MP Colorは,歯科画像表示用途で使われることが多い「Eonis 24”シリーズ」と比較し,キャリブレーション推奨輝度が320cd/m2と78%向上している。液晶パネルには,歯科画像表示に最適なアスペクト比16:9の23.6型ワイドフォーマットを採用した。また,歯科の医療現場では画面を状況に応じて異なる角度から視認するケースがあることから,視野角特性に優れたIPS方式の液晶パネルを採用している。
このほか,2018年4月より製品の不具合発生時における対応を迅速化する「ワンウェイアフターサービス」を開始すると発表した。ワンウェイアフターサービスは,製品の不具合発生時に代品を提供し,そのままユーザーの資産として利用できるサービス。従来の製品不具合発生時に代替機を提供する「代替機御貸出サービス」では,修理完了まで日数を要することや,入れ替え作業でユーザーに負担がかかるといった課題があったが,同サービスではこれらの課題を解決できる。出荷数が多い主力シリーズのクリニカルディスプレイ「Eonisシリーズ」,グラフィックスボード「MXRTシリーズ」がサービスの対象となる。
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続いて,サージカルイメージング事業部の今井勝正氏が,デジタル環境手術室内のさまざまな情報を統合・管理するシステム「Nexxis」について説明した。同製品は2012年に発売し,1000以上の手術室でインストールを達成している。
Nexxisに4K大画面ディスプレイを合わせたシステムは,X線TV検査に応用されている。ハイブリッド手術室においては,大画面モニタを増設し2面構成にすることで,複数医師が手術台の両サイドから同じ画像を共有することができる。
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当日は,「Dental 2MP Color」の実機展示や,ハイブリッド手術室を想定したデモルームで4K対応大型ディスプレイ「MDSC-8255」などを含めたNexxisの紹介も行われた。
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●問い合わせ先
バルコ(株)
ヘルスケア メディカルイメージング事業部
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FAX 03-5762-8740
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