会場風景

東芝メディカルシステムズ（株）とエレクタ（株）は2014年12月10日（水），スウェーデン大使館（東京都港区）にてエレクタ社製放射線治療システムの新製品「Elekta Versa HD」の新製品講演会「Elekta Premium Night」を開催した。

Versa HDはエレクタ社リニアックの最高機種であり，1台で全身のさまざまながんを治療できるよう設計された高精度放射線治療システムである。幅広い各種放射線治療はもちろん，非常に正確な放射線照射が求められる複雑ながんの治療も可能となる。

講演会に先立ち，スウェーデン大使館商務参事官のCecilia Leiram氏，エレクタ社のGilbert Wai氏（EVP Region Asia Pacific）が開会の挨拶を述べた。

続いて，東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏を座長に，英国リーズがんセンター放射線腫瘍科のKevin Franks氏が「Versa HD─Optimising the patient pathway in a radiotherapy department focusing on Lung SABR and Prostate IMRT」と題し，Versa HDの使用経験（主に肺のVMAT定位照射や前立腺IMRT）について講演した。

次に，エレクタ社のRobert Fenwick氏（Vice President, Software Business Line Management）が「Information-Guided Cancer Care」と題して，最新のソフトウェアソリューションを紹介した。

最後に，エレクタ（株）代表取締役の檜垣修一氏が，「現在マーケットシェア4割を超える急成長を遂げているが，東芝社とのパートナーシップを元に，より安全で品質の高い治療の助けになるよう，引き続き努力を続けていく」と閉会の挨拶を述べた。

Cecilia Leiram 氏 （スウェーデン大使館）	Gilbert Wai 氏 （エレクタ社）	中川恵一 氏 （東京大学）
Kevin Franks 氏 （Leeds Cancer Centre）	Robert Fenwick 氏 （エレクタ社）	檜垣修一 氏 （エレクタ社）