RSNA2024 フィリップス - US
画質を大幅に向上させた「EPIQ」/「Affiniti」の最新ソフトウエアVM12「Elevate」を発表
2024-12-4
「EPIQ」/「Affiniti」の最新ソフトウエアVM12
「Elevate」を発表(薬機法未承認)
Philips(フィリップス)のUSは,超音波診断装置「EPIQ」/「Affiniti」の最新ソフトウエアVM12「Elevate」(薬機法未承認)が発表された。Elevateでは,大幅な画質向上による信頼性の高い画像と,肝臓エラストグラフィを自動化した先進ソリューションを特長とする。
画質の向上を実現した「IQ improvement」は,ピクセル単位で理想的な輝度バランスを調整するリアルタイム自動画像調整「Next Gen AutoSCAN」を多くの臨床領域やトランスジューサへ拡充したことで,幅広い領域での検査の画質向上を実現した。腹部であれば従来装置と比べてスペックルの細かさやコントラスト分解能が向上し,より明瞭な画像で診断することができる。
「AutoElastQ」は,フィリップスのShear Wave Elastography「ElastQ」を自動化し,簡単に短時間で高精度な肝硬度計測を可能にする。従来のElastQでは計測精度を上げるために,動画をフリーズ後に,1)最適なフレームの選択,2)Measurementの起動,3)最適なROI位置の選択,4)計測をアクセプトするというステップを3〜5回繰り返す必要があったが,AutoElastQでは,1)〜3)を1ステップにまとめ,計測のアクセプトを繰り返すことで,短時間でより信頼性の高い計測結果を示すことができる。シネからでも検査後のレビューからでも計測が可能で,検査者と患者の双方の負担の軽減にもつながる。