映像などで「Cartesion Prime」を紹介した
核医学コーナー

RSNA 2023 核医学

キヤノンメディカルシステムズの核医学を紹介するコーナーでは，デジタルPET-CT「Cartesion Prime」の特徴や画像についてスライドや映像で紹介した。Cartesion Primeは，CT部分に80列CTを採用，LYSOシンチレータとSiPM半導体光センサを組み合わせたデジタルPET検出器を搭載し，TOF時間分解能は280ピコ秒未満を実現するほか，体軸方向有効視野27cmの大視野を有する。また，Advanced intelligent Clear-IQ Engine-integrated（AiCE-i）をCTとPETの両方に適用でき，これらハードウエア・ソフトウエアにより，より短時間での撮像を可能にする。
展示では，日本国内でも認知症診療において導入が期待されるアミロイドPETの画像や，検査時間の短縮によりほかの検査に時間を有効活用することで収益を向上させた事例などを紹介。また，空冷の採用により柔軟な設置性も特徴で，ブースでは排気の様子がわかるようにデジタルPET検出器の実物も展示された。

認知症診療で活用が期待されるアミロイドPET

検査時間短縮により時間の有効活用を可能にした事例を紹介

空冷を採用したデジタルPET検出器