RSNA2023 キヤノンメディカルシステムズ - CT 
ADCTの新たなフラッグシップモデル「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」をグローバルローンチ

2023-11-27

キヤノンメディカルシステムズ

CT


アンベールイベントで新製品の「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」(奥)と「Aquilion Serve SP」(手前)をお披露目

アンベールイベントで新製品の
「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」(奥)と
「Aquilion Serve SP」(手前)をお披露目

RSNA 2023 CT

キヤノンメディカルシステムズのCTは,初日にアンベールイベントが行われADCTの新たなフラッグシップモデル「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」が発表された。キヤノンホワイトで彩られたガントリの開口径は800mmと大きく,回転速度0.24 s/r,70kV/1400mAの低管電圧/高出力撮影を実現する管球を搭載している。ヘリカルスキャンは最速で秒間450mmの撮影が可能で,低管電圧撮影により少ない造影剤でも高い造影効果を得ることができる。
また,AIを活用した検査サポート機能「INSTINX」を搭載しており,ガントリに搭載されたタッチパネルやAIカメラにより簡便にポジショニングできる。位置決めでは,ヘリカルスキャンによる3D情報で撮影範囲設定をできるAnatomical Landmark Scanも可能で,SilverBeam Filterにより超低線量での位置決め画像の取得が可能になっている。
さらに,超解像技術「Precise IQ Engine(PIQE)」がヘリカルスキャンに対応し,従来の心臓に加え体幹部へも適用可能となった。1024マトリックスによる画像再構成で高解像度の画像を出力でき,低コントラスト領域でも高SNRで境界明瞭な画像を取得可能だ。

また,80列マルチスライスCT「Aquilion Serve」に新たに「Aquilion Serve SP」の追加が発表された。従来は5MHUの管球が搭載されていたが,SPでは7.5MHUと大容量化し,ニーズに合わせて選択できるようになる。なお,Aquilion Serveは日本国内では2022年より販売開始しているが米国では未発売だったため,ServeシリーズとINSTINXは米国初披露となった。

ブース前面に展示され来場者の注目を集めるAquilion ONE / INSIGHT Edition

ブース前面に展示され来場者の注目を集めるAquilion ONE / INSIGHT Edition

 

腹部においてもPIQEが適用可能になり,従来(左)に比べ1024マトリックスのPIQE画像(右)では,高分解能化とノイズ低減を実現

腹部においてもPIQEが適用可能になり,従来(左)に比べ1024マトリックスのPIQE画像(右)では,高分解能化とノイズ低減を実現

 

心臓領域におけるPIQEの有用性を多くの臨床画像で紹介

心臓領域におけるPIQEの有用性を多くの臨床画像で紹介

 

検査サポート機能「INSTINX」を実装した「Aquilion Serve SP」

検査サポート機能「INSTINX」を実装した「Aquilion Serve SP」

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