RSNA2021 GEヘルスケア - X線装置 
新機能を搭載したX線撮影装置/血管撮影装置や汎用性に優れたOECシリーズをアピール

2021-12-27

GEヘルスケア・ジャパン

X線装置


ハイブリッド手術室のために開発された床走行式血管撮影装置「Allia IGS7」

RSNA2021 X線装置

新機能を搭載したX線撮影装置/血管撮影装置を展示

GE Healthcare(GEヘルスケア)のX線撮影装置では,2つの新製品が初披露された。移動型X線撮影装置「AMX Navigate」(薬機法未承認)は,移動時の視界を確保するスライディングコラム式で,気胸の検出を行うAIソフトウエア“Critical Care Suite”(薬機法未承認)を搭載,point of careの観点から臨床現場をサポートする。また,スタンダードモデルの天井走行式一般撮影装置「Definium Tempo」(薬機法未承認)は,オートポジションや長尺撮影など一般撮影に必要な機能を厳選して搭載。ハイエンドモデルにも使用されるFPDとの組み合わせによる,高精細な画像が紹介された。

血管撮影装置では,床走行式装置の第二世代である「Allia IGS7」の実機が展示された。Allia IGS 7 は,ハイブリッド手術室のために開発された新装置で,オペレータが手技中に撮影条件の設定をカスタマイズできるなど,タッチパネルや検出器での操作性が向上,多診療科での活用が期待される。また,肝動脈化学塞栓療法(TACE)時に高評価を得てきた“Virtual Injection”に,“Liver ASSIST Virtual Parenchyma”機能が追加された。同機能は,選択した栄養血管の影響範囲から推定される肝実質上の領域を表示し,塞栓形成の結果をシミュレーションすることで治療計画立案を容易にする。

ハイブリッド手術室のために開発された床走行式血管撮影装置「Allia IGS7」

ハイブリッド手術室のために開発された床走行式血管撮影装置「Allia IGS7」

 

手術室のあらゆるニーズに応えるOECシリーズをアピール

GE Healthcare(GEヘルスケア)の外科用Cアーム撮影装置「OECシリーズ」に3D撮影機能搭載のフラグシップモデル「OEC 3D」,31cmのCMOSフラットディテクタを搭載したモニタ一体型モデル「OEC One CFD」が加わった。OEC 3Dは,広範囲の3D撮影が可能で,タッチパネルモニタでの直感的な操作により,ポジショニングから撮影,3D画像処理まで簡便に行える。日本でもすでに稼働しており,術中3D画像を用いた最小侵襲手術を支援するほか,汎用性に優れ,整形外科や外傷,血管外科領域まで幅広く活用できる。

3D撮影機能搭載の外科用Cアーム撮影装置「OEC 3D」

3D撮影機能搭載の外科用Cアーム撮影装置
「OEC 3D」

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