RSNA2021　核医学

GE Healthcare（GEヘルスケア）の核医学領域では，最新型SPECT装置「StarGuide」（国内未発売）が紹介された。StarGuideは，CZTを搭載した12本の検出器が被写体に最近接し，従来は困難であった特定の臓器に関心を定めてカウント収集を行う“Focus Mode”や任意の視野での “Dynamic SPECT”が可能になる。また，核医学解析装置としては初のDeep Learningを搭載した「Xeleris V」（国内未発売）は，臓器のセグメンテーションをAIが行うことでワークフローを簡便化する。煩雑な線量測定もワークフローを一元化し，1つの解析装置で線量測定に必要な解析が完結する。

さらに，高感度化により短時間・低投与撮影を高画質・高分解能で行える半導体検出器搭載PET/CT「Discovery MI」が展示された。外部呼吸監視装置なしで自動的に体動を補正し，位置精度や吸収補正精度などを向上する“Advanced Motion Free”や，定量値SUVの精度と画質の向上を両立させる次世代画像再構成技術“Q.Clear”を搭載，臨床と研究を高レベルでサポートする。

“Focus Mode”や“Dynamic SPECT”が可能な最新型SPECT装置「StarGuide」