RSNA2021 キヤノンメディカルシステムズ - 血管撮影
Angio CTと76μmの高精細検出器をアピール
2021-12-22
RSNA 2021 血管撮影
キヤノンメディカルシステムズの血管撮影では,近年,海外でも導入事例が増えている血管撮影装置「Alphenix」シリーズとCT と組み合わせた「Alphenix 4D CT」(国内ではAngio CT)を中心に紹介した。ブースでは,海外からのAngio-CTの臨床報告のビデオなどを用意したほか,動きを紹介するCG やカタログなどで有用性をアピールした。また,Angioワークステーションでは,CTやコーンビームCTの3D画像から肝塞栓術を支援する“Embolization Plan”や脳動脈解析を行う“Cerebral Aneurysm Analysis”などのアプリケーションを展示した。
血管撮影装置のトピックスの一つが,高精細検出器「Hi-Def Detector」の搭載である。Hi-Def Detector は,FPDの解像度を76μmに精細化した検出器で,2018年に脳血管領域(12インチ×12インチ)のパネルに実装,2021年には12インチ×16インチのパネルにも搭載を開始した。RSNA 2021のバーチャルブースでは,コイルやステントなどのデバイスの視認性に加えて,腫瘍濃染などの細かい血管の描出能が向上していることを臨床データを含めて紹介した。